● 最短でスコア90を達成するには?
今日は100以上から90台後半の人が最短で90前後のスコアを出す方法をご紹介しましょう。
90のスコアの構成要素を見てみると
●パット(=全体の43%前後というデータがあります)=約38パット
●フルショット=全ホールパーオンしたら36ですが、OBやその他ペナルティが少なくとも2回くらいはあるので、+2で=約38ショット
●アプローチやバンカーショット等のグリーン周りのショットは、パーオンしないホールでは必ず打ちます。90くらいのスコアだと2~4ホールがパーオン数の平均ですので、18-4=12 約12回
これらを合計して、
38パット+40ショット(38+ペナルティ分2打)+12アプローチ
=90です。
全ホールボギーペースで90ですが、そんなに安定してボギーを続けられる人はいませんから、たいていはダボやビックスコアのホールがあり、パーやバーディをたまに取っての90です。
自分のスコアの内訳を調べてみましょう。(と書いても、実際にそれをやる人は何人いるのでしょうか??)
それを見て、上記した数字と比較してみてください。
パットは何打多いか?
ショットは何打多いか?
アプローチやバンカーは何打多いか?
そうすると、自分のスコアを改善するのに、どの分野を優先して取り組むべきかが見えてきます。
まずは打数が多くなっている分野を優先的に練習しましょう。
ほとんどの人は(これは80台前半を目指す人も)、アプローチやパットを改善することがスコアUPにつながるはずです。
「ショートゲームが大切なことは分かるけれど、練習できないんだよね」
という言い訳をよく聞きます。
パターマットが買えないほど生活が困っている、あるいは置けないほど狭い部屋で生活している人はあまりいないでしょう。
練習場のマットで練習しても、トップやダフリはすぐに分かりますね?
「ボールが本球じゃないから」という方もいらっしゃいます。
ならば本球と練習球の違いが30yで1割あるとして、本球で3yを打ち分けられるのでしょうか?
パーを取ることが目標である80台中盤以下~72を目指す人でさえ、練習場のマットで打っても、ダフリ、トップを全く出さずにボールの高さを一定させることは、非常に難しいでしょう。
とにかくやりましょう。
やらなければ、いつまで経っても上手くなりません。
技術的に進歩するには、ショットもアプローチ、バンカーも、大きなミスを出さないスイングの注意点を知り、そのスイングが癖になるまで繰り返し練習することです。
その際、練習場で何球も何球も打って、ようやく上手く打てるようなポイントではなく、
「意図した事が上手くできたら、すぐに上手く打てる」
というようなポイントでやるべきです。
そのようなポイントを知って、練習すれば良い当りが増えてきて、1度しか打てないプレーでもそのショットを出すことができるようになるのです。
何回も何回もトライしてようやく出たナイスショットは偶然にしかすぎません。
それを追い求めるのは時間の無駄ですので、今すぐに止めた方がよいでしょう。
もちろん練習にはある程度の忍耐が必要です。
人間の脳が動作を記憶するまでには、何度も何度も繰り返すこと、つまり時間が必要だからです。
しかし合理的な練習ができれば、効果が比較的早く出るという事を知っておいたほうが良いでしょう。
さて格好良くなくてもスコアが良ければ良いという方
ドライバーをフルショットせずに、軽く打ってとにかくフェアウェーに飛ばす
2打目で、UTか7Wくらいを使って、これも思い切り打たずに軽く打って絶対にグリーン近くに運ぶ
アプローチはとにかく絶対に乗せる(パターを使う、使えなければUT,使えなければ8番、むりならPWという具合に基本は転がす)
2パットで決める
ができれば90が出せます。
しかしこの場合、アプローチ、パットの数は、これ以上打ったら願いはかないません。
ショットも当たり損ないのゴロやシャンクは許されません。
ボールに確実に当てる技術だけは必要なのです。
では普通に打ってプレーし、今現在100位なのだとしたら、どうなれば上記したようなプレーの仕方以外で、90が出せるでしょう?
●ティーショットはラフに行ってもよいので、次が狙える場所に打つ
●2打目、PAR5なら3打目で短いクラブで打てるホールでは、パーオンを4回させる。できないホールは確実にクラブの最大飛距離の6~7割は飛ばしアプローチの距離までもっていく
●アプローチ、バンカーは1打で必ず乗せる
●不要な3パットはしない
●OBや池、林などペナルティーは、18ホールに2回程度に抑える
つまり、最初に書いた数字の通りにプレーするということです。
やはり、どの分野もある程度大きなミスをせずにコントロールできなくては、いけないということです。
そうじゃないと90は出ないのです。
90台後半から100以上を打っているあなた、普段のプレーを振り返ってみて、自分のショットやパット、アプローチをコントロールできていると思いますか?
90を最短で出すには、コントロールすることを習得することです。
そうすれば、その先の80も視界に入ってくることになります。
ではコントロールには、何が必要でしょう?
動き、すなわちスイングの一定性です。
同じ動きがある程度繰り返せて、初めてコントロールできるようになるのです。予想もしない大きなミスが出るような状態では、コントロールは非常に難しいでしょう。
自分のスイングの最大の問題点を知り、それを修正して、大きなミスが出ない状態というものを知り、それを習得するように努めましょう。
そして、スコアを良くしていくには、確実にできることを、1つずつ増やすことが大切です。
例えば、アプローチで、10y程度の距離ならば、「このクラブでこの位のスイングで打てば、この位飛ぶ」というようにある程度計算ができるレベルまで到達することです。
そういう物ができれば、1度しか打てないプレーでも結果が出せるようになるので、確実にスコアが改善されてくることになります。
練習を上手く行い、良い動きを身につけて、飛球をコントロールできるようになれば、90はすぐそこです。
そしてもし本当にそれが達成されたら、あなたは70台の入口に立つことになるでしょう。
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