● 初めてのコースで良いプレーをする方法
今日は、初めてプレーするコースで良いプレーをするコツをご紹介しましょう。
ティーショット
これは当然ですが、打ってはいけない場所を知っておかなくてはいけません。OB、池、その他ハザードなどの情報を調べたうえで、どの方向に、どのくらいの距離を飛ばすと問題となるのか?
これらを事前に知ったうえで避けるようにショットすることです。
以下のようなものを利用すると良いでしょう。
・コースのホームページのガイド
・GoogleMapの航空写真
・GPS距離計の情報
・レーザー距離計
また、良いショットを打ったとしても、セカンドショットの場所が、
・傾斜が強い
・前方に木などがあり、グリーンを狙えない
・ライが悪い
など、ペナルティーに近い状況になってしまうならば、それを避ける場所にティーショットを打つこと。
具体的には、距離を押さえて、3WやUT、アイアンなどでティーショットを打つことです。
これは、どちらかと言うと上級者が気を付ける点ですが、ただし打つ前にこれらの情報が必要です。
キャディーさんがいない場合、マスター室などで聞いておくと良いでしょう。
比較的、飛距離が出せる人の場合、ショートカットできるホールもあります。
その場合は、自分のキャリ―の距離と、コースの状況をしっかりと把握しておくことが求められます。
「ミスした時に大きなペナルティーを払う可能性があるならば無理はしない」等の判断基準を設けて対処することが必要です。
ホールによっては、多少曲げても距離を出した方が、ハザードや林などを超えてグリーンが狙い安い場所から打てる時もあります。
そのようなホールの場合、多少曲げても、なるべく飛ばして、次のショットを短いクラブで打つのも1つの戦略です。
上級者の場合、距離が長くてもフェアウェーが広くて、ハザードが無いとそんなに難しさは感じません。
狭くても、距離が短ければ、やはりあまり難しくないと感じます。
狭くて左右OB、左右どちらかが全て池、などティーショットのプレッシャーが多くて、なおかつ距離が長いホール、これが一番嫌なホールとなります。
上級者以外は、フェアウェー幅や林までの距離が広いホールは比較的易しいホールとなります。
ただし、80台が出せるくらいの実力の場合です。
90以上打つ人は、コースはほぼ関係なくいつでも90以上打ってしまいますし、調子が良ければ良いスコアの可能性もありますが、、、
グリーンやその周りが難しいコースに行けば、即100叩きです。。。
セカンドショット(グリーンまでは届かない場合)
これはティーショットをミスした後のグリーン方向を狙うショット、あるいはPAR5ならば2打目です。
ここでも見えないハザードの存在を把握することが大切です。
(*初めてのコースでは、レーザー距離計がとても役立ちます)
ハザートがある場合ハザードを避けて打ちますが、距離的に届かないクラブを選ぶのが基本です。
右が全て池、あるいは、右は全てすぐにOB、などという場合、方向性のミスが少ないクラブで打つことですが、意図しないミスが出るのがゴルフですね。
こういう状況をうまくのり切るには、普段から、
「とにかく右には行かせない」
「これなら絶対左に打てる」
と言ったショットの練習をしておくことが必要です。
大きなミスが出ない上級者以外は、自分なりのスイングで、絶対に左に飛ばす方法、絶対に右に飛ばす方法、
などの習得を心がければ、コースで大たたきをする可能性を減らすことができます。
*これはさほど難しいことではありません。グリーンオンさせるほどの精度は必要なく、ハザードを避ければ良いだけだからです。
コース状況が分からなければ、見えている範囲で安全に打つしかありません。
打ち下ろし、打ち上げ等で、ボールの着地点が見えない場合、できるだけ無駄の無いプレー(進行を妨げない範囲)で見えるところまで行って状況を確認すること。
その際、仮の目標物をキチンと設定して、良いショットなのに、次が打ちづらい、あるいは、ハザードに行ってしまった等ということを避けるように注意深く状況判断をして目標設定することが、求められます。
グリーンを狙うショット・PAR3のティーショット
グリーン周りは、見えなければ、見える場所まで行き(プレー進行に差し支えない範囲で)状況を判断すること。
グリーン手前にハザードがある場合、やはり自身のクラブのキャリーの距離を把握している事が大切になります。
ミスした時に、次が打ちやすい、あるいは、゛狙いやすそう” な位置を狙うこと。必ずしもグリーン奥がダメとは限りません。
春先の今のようなコース状況では、花道は砂が入っていて、「ラフの方がボールが浮いていて易しい」なんていう状況もあり得ます。
また海外では、芝の種類によっては、ラフが非常に難しいコースがあります。その場合、とにかくラフに入るとペナルティの可能性が高いと把握しておくこと。
比較的すぐにOBや、ハザードがグリーンの近くにある場合、あるいは、そうかどうか分からない場合、自分の技量と相談して、無理せず最も安全な場所に打つこと。
ほんの少しのミスに思えても、わずか10cmでも、OBはOBです。そうなる可能性を考慮してその前のショットを決めること。
例えば、グリーンの両サイドが危ない場合、50y手前でも良いことなど有ります。
一般的には、技量が劣る人ほど、手前にショートします。あるいは、大きすぎるクラブを持って大オーバーもあります。
いずれも、自身のキャリーを把握していない事が要因です。
たいていの人はピンではなく、グリーン中央を狙うべきです。
グリーン周り
グリーンが大きなコースでは、グリーンを外した際にピンまでの距離が長いアプローチが多くなるので、30y~50y前後のピッチショットや15~20y以上転がるチッピングを事前に想定して、練習しておくことです。
グリーンの速さが、把握できていない場合は、転がしよりもピッチショットの方が有効な場合がありますが、きちんと打てたらの話です。
トップやダフリの可能性がある人は、常に転がしましょう。
反対に、グリーンが小さなコースでは、キャリーが5y~10y位のあまり飛ばさないチッピングが求められますので、ウェッジで小さく打つチッピングを事前に確認しておきましょう。
普段手打ちでスイングしている人にとっては、キャリーが5y前後の短いチッピングは難しいショットになってしまいますが、良い技術を身につけていれば、これほど簡単なアプローチは無いのです。
誰でも習得できますし、スコアアップには必須課題ですので、できない人は練習して必ずマスターしましょう。
パッティング
・グリーンの全体の傾斜を、ショットを打つ際に見ておく
・50Y位に近づいてきたら、グリーン全体の傾斜を見る癖をつける
・他人のパッティングをよく見る
・カートのナビ等の情報を確認しておく
等で、傾斜の判断をするための情報をできる限り集めておきましょう。
グリーンが大きいコースでは、ロングパットの練習を事前にしておくこと
グリーンが小さいコースでは、傾斜の読みが合えば、カップインの確率が高くなりますので、グリーンに上る前に全体的な傾斜把握を必ずしておくことです。
バンカー
砂質によって、飛びやすい、飛ばないと分かれますので、いずれもどちらか極端な状況が訪れたとしても対応できるように、基本を普段からチェックしておくことが大切です。
まとめ
ホームコースと異なり、知らないことだらけなのが、初めてのコースです。
そんな時は、危険を察知する「嗅覚」が求められますが、普段からコースの状況を冷静に判断できるように心がけていれば、常識の範囲ならばたいていは対応できるものです。
「まあ、大丈夫でしょ」と軽い気持ちで打ってしまうと、見えない所に危険があり、行ってみたらぺナルティーという様な事が起きます。
「分からない」は「大丈夫」ではなく、「分からない」は、「危険」として対処すれば、問題は起こらないのです。
いずれにせよ、自分の予想しないほどのミスショットが出たら、どの様なコース状況であれ大たたきの可能性があります。
普段から、大きなミスの出ないスイング作りを丁寧に心がけることが、根本的な対処となります。
そして、常にコースの状況判断を注意深く、丁寧に行う癖をつける事です。
1度、上級者に打つ前に何を考えているのかを聞いてみるといいでしょう。
普段あまり気にせずプレーしている場合、「こんなに色々な事を気にしないといけないの??」
というような印象を受けるはずです。
そして本当に上手い人は、どんなに難しいコースでもあまり叩かないものです。
どのコースに行っても通用する、得意な分野を何か1つ持ちましょう。
そうすれば、それを起点に考えて、いつも通りプレーできる可能性が高まるからです。
コース戦略なども、1日ですぐに身に付く事はありません。
常日頃、うまくプレーできるように心がけて、癖になって初めてスコアが良くなります。
少しづつ確実に成長しましょう。
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