(3)同じことに取り組む大切さ
ベストスコアを更新して69を出す!!
を目指して頑張っている照井さんのレッスン
3回目です。
実はレッスンを受けている人の99%は
毎回同じ事を練習します。
何度も何度も繰り返し同じテーマに取り組むのです
それって上達していないってこと?
と思いますね。
そうとも言えるし、そうじゃないとも言えます。
ゴルフスイングは、
これができたら、次はこれ
それができたら、その次はこれ
更に次はこれ
という具合に段階を踏んでテーマをクリア
して上達していくモノではないのです。
これは、ツアープロから、初心者まで
何千人と指導してきた私が自信を持って
言えることです。
もちろん、「これからゴルフを始めます!」
そういう方は、
グリップ、
姿勢、
体の動かし方
腕や手首の使い方
等々
たくさんのことを覚える必要があります。
さらに言えば、コース戦略とか
距離の調整、状況判断、メンタルの対処
こういった事もそれまでの経験を
積み上げて向上していきます。
しかし、ことスイングに関しては
スコア100くらいから向上するための
テーマは、そのままその人が70くらい
のスコアを出すためにも必要なことで
あることがほとんどなのです。
ですから、レッスンの時にやることは
常に同じ点になるのです。
すなわち、
自分のスイングの悪い癖を取り除く
という事です。
誰もがゴルフをやり初めの頃は
上手くボールに当たらなかったり、
空振りしたりしながら、徐々に上達して
今に至りますね?
ほとんどの人は、スイングの問題を上手く
調整してボールに当てる術を身につけて
いきます。
ゴルフボールは動きません。
だからゆえにインパクトでは、もし
そこまでの過程に何かしらの問題があると
調整しないと当たりません。
または、真っすぐに飛びません。
本当は、何かしらズレている問題の
方を治していけばいいのですが、ほとんどの
人はそうではなく、ズレた位置からなんとか
当てる、あるは真っすぐに飛ばす術を
身につけていきます。
その結果、ボールにはなんとか当たる
あるいは、なんとか目標には飛ばせる
、けれど精度が悪い
というようになるのです。
ズレている原因を取り除かずに
無理やり当てる術を身につけてきた結果が
今のスイングなのです。
運よく動きがシンプルな人は、比較的
早く上達します。
動きがおかしくても感覚が優れていると
それでも上達できます。
あなたの周りのスイングが変だけど
上手い、そういう人です。
そしてほとんどの人が自分の限界を
どこかで迎えます。
それが人によって100、90、80、
と異なるだけです。
自分の限界を超えるには、
1)スイングの問題を減らして1度しか打てない
コースで確率良く打てるようになる
あるいは、
2)問題を含んだまま、調整能力を磨く=
ものすごく修練を積む
のどちらかを行うことになります。
もし今のあなたが打てる良いショットが
ほぼ毎回出たら、どうなると思いますか?
安定して真っ直ぐに打てて、
なおかつ飛距離もきちんと出ているとしたら?
ほぼ毎ホールパーオンしますね?
そうなれば、例えば平均スコアが90台
の人でも、70台が出せるのです。
スイングを向上するためには段階を
踏んでいくのではなく、今の自分の
問題を軽減していけばいいのです。
自分の問題を知り、その原因(癖)を知る
その修正方法を知る
あとは、矯正のために上手く練習する
誰にとっても必要なことはこれだけです
複雑ではありません。
色々なことを同時に治す必要も
ありません。
たった1つだけの自分の1番大きな問題が
治せれば、全て良くなります。
では、動画をお楽しみください。
さて、照井さんも含めて、自分の壁を乗り越えるのは大変です。
コロコロと練習テーマを変えてやっている限りは、
決して自分の壁を乗り越えることはできません。
たまに出る良いスコアで満足できる人はそのままで大丈夫です。
もっともっと安定して良いスコアを出したい
本当に上手くなりたい
そういう人は、粘り強く取り組んで下さい。
いつか必ず報われる日が訪れます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回のレッスンを楽しみにしていてください。
本当のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida