どの位の力加減で振るべきか?

今回のテーマは、
「力感は何割くらいで振るのが良いのか?」
です。

 

このテーマの答えは、
「何割でもない」です。

 

これは通常のフルショットにおいてですが、
プロや上級者の場合、普通に打つ時に
どのくらい力を入れる、抜くなどは
考えてないのです。

 

力感は考えずに自然に振っているだけです。
物理的な出力値、例えばヘッドスピード等は、
もし”意図して全力で振った場合”と比較すれば、
その数値の何割と言うのが出てきます。

 

しかしながら、普通に打っている時には
その加減は、全く意図していないのです。

 

よく
「軽く振っているのに飛ぶな~」
等と言うのを聞きますが、当人は
「軽くも、強くも」振っていないのです。

 

ただ普通にスイングしているだけです。

 

例えば、コントロールショットで
距離を抑えて打つ時、あるいは逆に
普段よりも距離を出そうとする時、

こう言った場合は、力感を抑えたり、
増したりする可能性があります。

抑える場合は、求める距離に対して
必要な分、制御します。
これはあなたもやっていますね?

 

逆に、飛ばす場合ですが、
プロは上手く打てる範囲で
最大に増すことがあります。

PAR5で、飛ばせば2オンするような時ですね。

プロの場合、それでも自分の出せる最大、
つまり10割(100%)では振りません。

何割くらいで振りましたか?と
質問したら、「9割」とか「8割」などと、
人により様々な答えが返ってくるでしょう。

 

しかし10割でスイングしたら、
ミスの危険が高くなり過ぎるので
そうはしないのです。

 

アマチュアの方の場合は、ドラコンホールなどで
「飛ばそうと力んで振って、大ミス」
なんていう事がよくありますが、その場合は、
ほぼ100%で振っています。

 

もしあなたが力んでいる場合は、
力感を減らすことが必須事項となりますが、
そうではない場合、入れも抜きも不要です。

 

何も考えず、普通に振ればOK.
「力を入れてないから飛ばないのかな?」

とか、
特別力んでいる感じがしないのに

「もっとリラックスした方がいいか?」
のような事を考慮する必要はありません。

 

合理的にスイングができれば、
何も意識せずに、「自然と」
自分の持つパワーが最大に発揮されます。

 

逆に、ミスしたり、上手くスイングできないと
「無駄な力感」を感じることになります。
そうすると、
「もっとリラックスしなくては・・」と思いますが、
それを意識しても、そこに本当の原因が無い場合は、
根本的な解決にはなりません。

 

たいていの場合は、「力み」よりは
「動作」に問題があります。

ミスするとインパクトで不自然な体制で
打つために、「力んだ」と感じたり、

「力んだからミスしたのだ」などと
指摘しまいがちですが、、、

 

もしあなたが、スイングの時、どのくらい力を
入れるべきか?と悩んでいるとしたら、

「その事は忘れて、他のことに留意しましょう」
とお伝えしておきます。

 

力感のコントロールは、
距離の調節の時だけです。

と、

言いたいところですが、
実際のところ距離の調節の際も、

インパクトでの「力感」は、
意図して強めるべきではありません。

 

力を入れる
力を抜く

これらは、どちらもミスショットの
最大の原因となってしまうからです。

 

ですから距離を調節する時も、
力加減ではなく別のことで調節しましょう

 

「力感」は無視してOKなのです。

 

ゴルフって本当に色々なことがあり、
何をどう気にすればいいのか?となりがちですが、
ほとんどの事は気にしなくてもいいことです。

 

ご自分にとって必要な点だけに集中し、
なるべくシンプルに考えて取り組んでください。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

本物のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida

どの位の力加減で振るべきか?” に対して1件のコメントがあります。

  1. AKIRA より:

    いつも楽しく拝読しております。
    江連忠プロのスウィングの力感論よりも明解でさすがと思いました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


前の記事

当たり負けしない方法