払うのか?打ち込むのか?
ドライバ―はアッパーブローに
FWでは、払うように
アイアンはダウンブローに
等というのをよく聞きますね?
アプローチでも払うのか?
それとも打ち込むのか?
どうしたらいいのか?
と考えたこともあるでしょう。
バンカーでも、
打ち込め!
とか
払え!
と両方聞きますよね・・(^^;
この「払う」とか「打ち込む」等の
”インパクトゾーンのイメージ”は、
基本的には考える必要はないのです。
ゴルフクラブは、短いものほど
ライ角度がアップライトになり、
スイングプレーンもアップライトになります。
それにより、意図しなくても自然と
短いクラブほど”打ち込む”ような角度で
インパクトすることになります。
(いわゆるダウンブローですね)
意図しなくても自然となるものを
意図してやる必要はないのです。
では、なぜこう言ったことが、
よく取り上げられるのでしょう?
スイングが理想的な状態ではない場合、
例えば、ショートアイアンですくってしまい
ボールが上がり過ぎてしまう場合等は、
「もっと打ち込め(ダウンブローに!)!」
と言われたりするわけです。
でも、これって意識して直りますか?
直りませんよね??
なぜかと言えば、意図してやっているわけでは
ないからです。
ドライバ―で天ぷらする場合も、スイング軌道が
鋭角になり、打ち込むような角度になってしまって
いるわけですが、それも意図しているのではなく
スイングの問題がインパクトに影響しているだけです。
ですから、払うように、あるいは、アッパーにと
意識すれば多少は改善しますが、根本的な改善には
なりませんね?(こう言った問題を抱えている方には
よく分かるでしょう)
アプローチの場合も、
トップすれば、打ち込め!
ダフれば、バウンスを使って払え!
となるのですが、
これって完全にイメージの世界の対処です。
「悪い部分をそうならないようにしろ」と言う。。
誰も意図して、トップやダフリを出していません。
スイングがズレてしまっていて、気を付けていても
そう言った「自分特有のミス」が出てしまうのです。
ダウンブローに打てない(打ち込めない)
払うように、あるいはアッパーブローに打てない
これらは、そうできない要因があるからなのです。
スイングの問題が解決されれば、こういった事は
一切無視して何も考えなくても、自然と理想の
状態になります。
逆に、スイングの問題を解消せずに
インパクトゾーンだけを良くしようとしても
「やってもやっても上手く出来ない」という
状態から抜け出すことは難しいでしょう。
インパクトがズレてしまっているのを
正しく矯正する方法が分からないと、
このようなアドバイスが出てくるのです。
よくある、
「こういう問題があるから
そうならないようにしなさい」という
対処療法ですね。
もしあなたが、
払うのか?
打ち込むのか?
とか、
打ち込んでしまう・・
すくってしまう・・
等、インパクトのあり方で悩んでいるとしたら、
それを改善するために、
「なぜ、インパクトがズレるのか?」
そして
「その原因はどこにあるのか?」
という風に考えてみてください。
ただし、これらは、インパクトでの状態ではなく、
そこまでに至る過程の中から見つける必要があります。
インパクトで起き上がるからすくってしまう。
⇒だから起き上がらないように
この方式は、ダメです。
インパクトで起き上がってしまう
⇒なぜ?
・・に問題があるから
⇒では、なぜ・・の問題が出るの?
⇒・・がズレているから。
と言う具合に、問題の発生点まで遡って
考えることです。
これは難しいですね(^^;
でも、こうやって対処しない限りは
根本的な解決にはなりません。
好不調の波から完全に脱したい場合は、
こうやってスイングを改善しましょう。
とりあえず当たればいい
不安定でもしょうがない
それでいい場合は、インパクトで
払う、打ち込むなど、自分の悪い部分を
打ち消すいイメージで対処しましょう。
不安定ですが、やるのは簡単ですので^^
どんな取り組み方でも結果が伴えば
それが正解です。
今のやり方で上手くいかない場合は、
方法を変えることですが、
あなたに合った方法で改善を図って下さい。
最後までご覧いただき
ありがとうございました。
本物のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida