ゴルフスイングの基本の”ほ”
前回に引き続きスイングの基本についてです
(前回の記事はこちら↓
https://leadbetter.jp/hint/nl436/ )
今回ご紹介している基本は、いわゆる
グリップとかアドレスの姿勢と言った
一般的に基本とされる事項の前に必ず
整えておくべき点「前提となる」基本です
形の基本ではなく、良い基本形を作るために
整えるべきことと言えるでしょう。
2回目の今回の基本は、
「無駄に出力しない」
という点です。
・グリップ
・打球動作
これらが無駄に力を入れてしまう代表です。
グリップや姿勢含めて打つ前の準備段階では、
出来る限りリラックスしているべきななのは
理解できますね?
もしグリップに無駄な力が入っていると
何かをやろとしても
“全て”上手くいかなくなります。
グリップに無駄な力が入っているとは、
クラブを強く握っている状態ですが、
それはスイングの始動を
”腕や手で”動かざるをえなくします。
腕が力み、肩にも無駄に力が入ってしまい、
体の回転もスムーズに行えなくなります。
無駄な腕や手の力みは、肩や肩甲骨を
良いポジションに収めることを難しくし、
正しい角度や方向で動き出すことを
難しくさせるのです。
上半身の力みは、体幹の回転を支えて、
しっかりとした捻りを作り出す下半身の動きにも
悪影響を及ぼし、回り過ぎ、動かな過ぎ等
の問題の原因となります。
腕や肘、手首の位置や動かし方を
変えようと思っても、ほとんど思う様には
出来ません。
スイングの方向転換である”切り返し”でも
上半身から戻してしまい
軌道やタイミングなどに悪影響を及ぼします。
グリップの力みは、
【百害あって一利なし】です。
強く握らないと当たり負けするのでは?
と思っている方は、勘違いなので考え方を
改めてください^^
グリップが力んでいなくても、
ボールを打つために
”力を入れている人”とても多いですね。
「ボール飛ばすために、
クラブをボールに当てる時に力を入れる」
これって言葉だけを見(聞い)ても、
いたって普通のことで「何が問題なの!?」と
感じるかもしれません。
「力を入れなかったら飛ばない」
と思っている方もいるでしょう。
しかし、ゴルフにおいて打球動作では、意図して
力は入れないものなのです。
「飛距離を出したい」
「しっかりと打ちたい」
等と思うと自然と力を込めてしまいます。
そもそもボールを打つために
「力を入れてクラブをボールに当てる」
ことは、初心者のうちは誰でも
やってしまう事です。
時間が経つにつれ、それも無くなって
行くのが普通ですが、力を入れてクラブを
ボールに当てる状態のまま上達してしまう人も
多々います。
そういう人は、コントロールに難が出てきますし、
難しいライや状況でのミスが出やすくなってしまいます。
普通にティーショットを打つ、フェアウェーから
セカンドを打つ、ティーアップしてPAR3で打つ等、
条件が良い時は目立たなくても、いざ
ラフ、傾斜、悪いライ
等になると、途端にミスの確率が上がってしまうものです。
クラブを運動させて、その通過点にボールがあり
クラブが勝手にボールを飛ばす
この状態がいわゆる「スイングでとらえる」
というゴルフ究極の目標です。
「力んでいないのに上手く当たって
勝手に飛距離が出た」と言う経験を
したこと有りますね?
その状態が普通になるように努めることです。
そうすれば、色々なライへの対応も良くなるし
ショットをコントロールする技術も向上するでしょう。
グリップの力み
そして、ボールへの出力
これらを改善するには、
いずれでも、これ以上は力を抜けない
と言う状態でグリップし、軽くハーフスイング程度で
ボールを打ってみることです。
この練習をすると、力を入れずとも、
芯でとらえればクラブが勝手にボールを
飛ばしてくれる事を体感できるでしょう。
やりたい動作を行うためには、
力を入れないでやることが必須条件なのです。
無駄な力を抜いてスイングできるように
なりましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
本物のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida