難しい状況で大ミスしないコツ

グリーンの一番奥に切ってあるピンを狙い
グリーンオーバーしてしまい大叩き。。

 

バンカー越え、池越えのピンを狙って
ダふって、そこに入れてしまったり、
大オーバーで3パットや大叩き。。

 

距離のあるバンカーショットで
ホームランや脱出できないミスで大叩き。。

 

こう言ったこと、よくありますよね(笑)

 

「笑いごとではありません!!」
と言う方もいらっしゃるでしょう。

 

こういう難しい状況で成功するコツは、
「状況は無視して、やるべきことに集中する」
ことです。

 

意図しないような大きなミスが出る場合、
基本的な技術の不足が主な要因です。

 

従って、もしあなたが、意図しないような
大きなミスが出ない自信があるならば、
難しい状況でも、いつも通りやればいいだけです。

 

基本的な技術に不安があり、
大きなミスが出てしまう可能性がある人は、
対処の方法を知ることで、
ピタリとは寄せられなくとも
無難にしのぐ事は出来るようになります。

 

 

難しい状況で大きなミスが出てしまう場合
以下のような状況になっている事が多いものです。

 

1)ピッタリ寄せたいと言う思いを
入れ過ぎて肝心な事を忘れる

2)距離の事を考えてしまう

3)奥はダメ、手前過ぎてはダメ、
ダフリ、トップ、シャンクはダメ等
やってはいけない事に意識が向いている

4)力を入れてボールを打つ

 

それぞれ、どう言った事なのか
見ていきましょう。

 

1)ピッタリ寄せたいと言う思いを
入れ過ぎて肝心な事を忘れる
2)距離の事を考えてしまう

これらは、いずれもミスの時の典型例ですが、
そもそも大きなミスが出る可能性がある人は、
自分が大きなミスをしないで打てる「スイングの方法」

 

具体的には、
「どうやって上げる」とか
「どういうトップに収める」とか
「どんな風に体を使うのか」とか
(これらは人それぞれ違うものですが)
に集中してやるべきなのです。

 

ショットの目的はピンそばに寄せることですが、
大きなミスが出る可能性がある場合は、
それ(距離調節のこと)を考えてはいけないのです。

 

先日レッスンを受けて下さった方が、
バンカーが苦手でいつもホームランと言う
人でした。

 

レッスンでスイングを修正して、大きなミスが
出ずらいスイング方法を知っていただきました。

 

そして、午前にレッスンしてやったことを
午後のプレーで実践したら、バンカーから2回も
砂1(寄せワン)を取られていました!!

 

さすがに出来過ぎですが(笑)、
その時、その方は、

「今まで色々考えていた距離調節の事を
全く考えずに、ただコーチに言われた通りに
スイングしただけなのに、距離が合うのが
不思議でした!!」と仰っていました。

 

3)奥はダメ、手前過ぎてはダメ、
ダフリ、トップ、シャンクはダメ等
やってはいけない事に意識が向いている

 

こちらは、ゴルフ全般に言えることですが、
「何かをしたらいけない」というマイナスの
意識を持つと”ほぼ”失敗します。

 

ですので、「これは避けたい」
「こうなりたくない」ではなく、
「こうしたい!」「ここに打つ」
と思って実行することです。

 

4)力を入れてボールを打つ

これは説明不要ですね?

 

 

さて、実際のところ、難しい状況であろうが、
普通の状況であろうが、やるべき事に
違いはないのです。

 

大きなミスの出る可能性のある人は、
大きなミスをしないように
→”上手くスイングする”事、1点に集中

大ミスが出ない自信のある人は、
ピンにピッタリと寄せるために、
→”ボールの落としどころにボールを落とすことに集中”

あるいは、

→”ランも含めた全体のイメージを描いてピンを狙う事に集中”

 

何れも自分がやるべきこと”1つだけ”に
集中することです。

 

難しい状況というのは、自分が意図したとおりに
打てなった時に、取り返しのつかないミスに
なってしまうことが「打つ前に想像できる」からこそ
難しいのです。

 

だからミスする人は、
その「想像できる最悪のミス」に
囚われてしまい、結果として

”余計に難しい状況を自ら作り出している”

のです。

 

上手い人でも、難しい状況では緊張感も高まるし
ミスの危険も高まります。そして当然ミスをします。

 

毎年、春に開催されているマスターズという
トーナメントを見ているとよく分かりますよね?

 

世界のトッププロでも、
アプローチショットでほんの少し距離が合わずに
グリーンからこぼれ落ちてしまったり、
段差を上りきらずに、段差の下に落ちてしまう
という様なことが多々あります。

 

あのセッティングでは、逃げることができない状況が
ほとんどですが、普段私たちがプレーしているコースならば、
必ず安全策があります。

 

難しい状況でも、もし自分に自信があるならば、
思い切ってピンを狙えばいいでしょう。

 

自信がないならば、無難に打って
確実にボギーを取るような戦略が
いいのではないでしょうか。
それでも、まあまあ上手く打てて、
長めのパットが入って”パー”
ということも、よくあることですので。

 

状況に負けずに、冷静に判断をして、
自分自身がやるべき事を明確にして
”シンプルに実行する”

 

これは、ゴルフの全てのショットに
共通する「基本」です。

 

最後までご覧いただき
誠にありがとうございました。

 

本物のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida

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