正しい体の回転方法

体の回転運動は、
ゴルフスイングの一番の動力源です

 

プロや上級者は、巧みに力を蓄えて、
それを爆発させスピードを出しています。

 

また、ショットが安定しているプロほど、
スイング中の体の角度、いわゆる

”前傾角度”

が維持されています。

 

ショットのパワーと正確性の両面において
体の回転は、最も重要な要素です。

 

体を正しく使えないと、飛ばずに曲がります。
逆に正しく使えれば、「飛んで曲がらない」と言う
理想的な状態に近づくことができるのです。

 

レッドベターは、「ボディーターン」で有名になりましたが、
体を回転せずにスイングしている人は、あまり見ませんよね?

ですから体の回転運動=ボディーターンとは、
特別なことではないのですが、
それだけ上手く体を使えていない人が多いから
ボディーターンという言葉が一世を風靡したのでしょう。

 

どうやって体を回転するのが正しい方法なのか?
ですが、実はこれはボールを打たずに、
クラブも持たずにやれば、比較的簡単です。

やり方は以下の様に

ステップ(1)
腕を胸の前で組むか、腕組みするような感じで
お腹を持つようにして、良い姿勢で立つ

ステップ(2)
前傾に沿ってお腹(体幹)を回転する

ステップ(3)
その動きを両足裏、膝、脚で支え
抵抗し、「捻り」を作る

ステップ(4)
下半身(足裏、膝、脚)から
その捻りを戻し、解放し、
回転し切る

 

これだけです。
体の回転運動だけならば、
おそらく誰にでも正しい動きができます。

 

注意点は、
・前傾角度の維持
・バックスイング時の左右の体重配分の維持
(体重移動は不要)
・体の正面から見た時の背骨の角度の維持
・力の蓄積
等です。

 

問題となる動き方は、
1)動きすぎ、動かな過ぎ
2)前後、上下、左右、角度のズレ
3)力の蓄積が無い
4)腕の動きとのタイミングのズレ
等です。

 

クラブ持ってボールに対して構えて
スイングしようとした途端に
上手く体が使えなくなるのには、
下記のような理由があります。

 

1)
そもそも間違った体の使い方が癖になっている

2)
腕、肘、手首等の動きの影響

3)
目線の取り方(ボールの見方)の影響

4)
自分の認識の間違い(誤った解釈)

 

もしあなたがショットにパワーが無い
あるいは正確性に難があると感じていたら
正しく体が使えていないからかもしれません。

 

YouTubeに取り上げられている事の多くは、
プロや上級者の、クラブの位置取りです。
「トップはこう」
「ダウンはこう」
「インパクトはこう」
「フォローはこう」
等々。

 

それに付随する腕や手首の位置に関する事も
多いですね。

 

しかし、そもそも体の使い方が間違っていたら
そう言った枝葉の部分を改善しようとしても
決して上手く行きません。

 

もしあなたが「思ったように振れない」
と感じていたら、体の使い方がズレているのでは?
と考えてプロの体の回転に目を向けてみましょう。

 

多くのプロは、体を正しく使えているもので、
特に飛距離の出るプロほど体の使い方が
上手いものです。

 

ゴルフスイングを見た時に、パッと感じるのは、
クラブの動き
スピード感
リズム感
等ですね?

しかし、それら全てを司っているのは
体の回転運動なのです。

 

なかなか上手く打てないなと
感じていたら、ご自分の体の使い方を
チェックしてみましょう。

 

最後までご覧いただき
ありがとうございました。

 

追伸:
現在世界一の選手、スコッティ・シェフラーは
脚の動きが特徴的で取り沙汰されますが、
あれは彼独特のもので、取り入れるべき
ことではありません。

世界トップの選手だから
「良い動きなのでは?」
とか
「参考にするべきでは?」
と考えたくなることも理解できますが、
他の要素全てを取り入れるならば
良い動作と言えるかもしれません。

しかし、彼の感覚、バックスイング等
全てを取り入れることは不可能ですね?

素晴らしいプレーヤ―であることは
間違いありませんが、冷静になって楽しみましょう!

 

本物のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida

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