今すぐやめるべきスイングの間違い(2)
今すぐやめるべきスイングの間違い
第2回目の今回は、
手首を使わない
と言う点に関してです
前回「腕を上げる動作はやるべきではない」
と言う主旨の記事を書きましたが
(前回の記事はこちらから↓
https://leadbetter.jp/hint/nl459/)
この様な内容を記すと必ず以下のような
パターンが出てしまいます。
スイングは体の回転主体でやるべき
→手打ちはダメ
→腕や手は使わない
→手首を固定
腕を腕自体で振り上げないことと
手首を固定することは全く別の事です。
もし手首を固定してスイングしようとすると
飛距離が出ない
方向性が悪くなる
ダフリ、トップが頻発する
など問題が多発します。
反対に、正しく手首が動くようになれば、
飛んで、曲がらず、安定する
と言う理想に近づく事が可能ですので、
手首を固定しているならば、今すぐに
それは変更しましょう!
手首が正しく使えるとバックスイングに
おける「手」の移動距離が20%削減できる
可能性があります。
また、クラブヘッドが運動(移動)する距離は
15%伸びる可能性もあります。
これらの意味するところは、
腕の無駄な動きが減りつつ、
よりクラブヘッドの助走距離を
稼ぐことが可能になると言うことで、
飛距離と安定性の両者を高める役に立つという事です。
では、正しい手首の動きを体感する練習を
ご紹介します。
レッスンを受けて下さっている場合、
やった事があるかもしれませんね。
ステップ(1)
アドレスしたら、体を起こさずに
手首を折り曲げて、クラブヘッドを
垂直方向に上げていく
手首の曲がる限度で止める
ステップ(2)
クラブフェースの向きが
スクエアであることを確認する
(アイアンならばリーディングエッジが垂直)
ステップ(3)
そのまま体をバックスイング方向へ回転し、
手の位置が胸の高さくらいで止める
(腕で動かさないこと、あくまで
体を回転するだけです)
ステップ(4)
左手首と右手首の甲側がほぼ均等に
曲がっている事、そしてシャフトが
ほぼ垂直に立っている事を確認する
以上がバックスイングにおける
正しい手首の位置を体感するドリルです。
これをやってみると「異を唱えたい」
気持ちが出てくるかもしれません。
もしあなたが「掌屈信者」ならば、
間違いなく反論したいでしょう。
この手首の位置を信じるか信じないかは
あなた次第です。
世に広く出回っていたり、一般的に良い
とされている事が、必ずしも正解ではない
と言う風に思える、あるいは
そう言った経験がある、そんな場合は、
信じてもらえるでしょう。
それとレッスンを受けて下さっている方で
やった事のある方は、良い方法だと
思っていただけているはずです。
あと、毎週この記事を楽しんで下さっている
方々も^^
さて、道が外れそうになってしまいましたが、
この練習ドリルは、フォロー側の位置も
体感可能です。
スイングでは、バックスイング
そして、フォロースイング
どちらも手首が折れ曲がります。
理想的には、スイングの親分である、
「体の回転運動」が手首の動きを
自然発生させることです。
ただし以下のような問題が有ると
理想的な動きが出来ないので、
その様な場合は、
「意図して」手首を使う必要があるでしょう。
手首の動きが自然発生しない原因となる点は、
・間違った位置で握るグリップ
・強く握り過ぎるグリップ
・腕自体を持ち上げてしまう行為
・無駄な力み
・間違った体の回転
・意図して肘や手首を伸ばそうとしている
等々です。
さて、もしあなたが、今までは
手首を固定してスイングしていたとしたら
今度練習場へ行ったら、実験だと思って
手首を使ってスイングしてみましょう。
上手く手首が使えると、とても省エネで
ボールがよく飛ぶことを体感できるはずです。
グリップが良くないと上手くできないので、
その点には注意です。
自分が上手く手首を
「使えているかどうか分からない」
と言う場合
・斜面が苦手
・ボールが飛ばない
・体の上下動が多い
・スイングのバランスが悪い
手首が使えていないと、
こういった問題が出やすいので
当てはまるならば、試してみても
よいかもしれません。
さて、もしあなたがアカデミーのレッスンを
受けて下さっている場合、今回の記事の
内容は無視して構いません。
レッスンで手首を使うようにと
指導されているならば、この内容も
有効ですが、それ以外の点に取り組んでいるならば、
この内容は無視して下さい。
常々お伝えしているようにスイングは
十人十色、皆異なっています。
自分自身の最大の問題に集中することが
大切ですので、その点を忘れずに。
再度記しますが、
手首以外の部分に問題がある場合、
手首の使い方を練習しても何の役にも
立ちませんのでご注意を。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました
本物のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida