vol.329正しい体の使い方
手打ちはダメ
体でスイングしなくては!!
そう思って一生懸命、体を回すように
している方、多いですね。
最近のレッスンでも、「体を使おう」として
いるのに、不安定で上手く打てていない方が
何名かいらっしゃいました。
今回は、ゴルフスイングのエンジン(動力源)
である体の使い方に関してです。
正しいと言っても体の動きを見る時は
少なくとも以下の項目についてチェックする
必要があります。
・角度
・位置
・動きの順序
・速さ
・量
・力の受けと解放
等々
そんなに?
と思いましたか?^^;
更に加えると、これらの項目が、
肩、肩甲骨近辺、腰、脚、膝、足
のパーツ毎にあるのです。
とてもじゃないけれど、自分では
チェック出来ませんね(笑)
しかし、たくさん項目が合っても実際に
直さなくてはいけないのは1つなのです。
たいていの問題は主要な問題に付随
しているだけなので、1つ治せば、
他の問題は改善されるのです。
ですから、もしあなたが練習する時も
1点に集中してくださいね。
体の使い方が主な問題ならば、
必ずその1点を修正すれば安定して
良いショットが打てるようになります。
さて今回ご紹介するのは、
上記で見た中の「角度」に関してです。
よく聞くのは前傾維持ですね。
飛球線後方から見た時の
背骨の角度を維持して回転しましょう
というのです。
しかし今回は体の正面から見た時の
背骨の角度です。
(右打ちの方の場合)
ゴルフスイングでは、
左右のグリップの高さに段差があり、
肩もそれに応じて左が上、右が下
となり、背骨は右足側に傾いている
のが普通です。
この少し右に傾いている背骨の角度を
フォロースルーまでは維持している
必要があるのです。
特にアウトサイドイン軌道の方、
たいていはバックスイングか、
切り返し、ダウンのいずれか、
あるいは全ての位置で、背骨が
目標側に傾いてしまっています。
要因は人によって異なり、ここでは
書ききれませんが、鏡を見て自分で
チェックしながら素振りをしてみましょう。
この感覚でスイングすると
アウトサイドイン軌道はかなり改善されます。
今回紹介した正しい体の使い方とは、
体の正面から見た、背骨の角度を
維持して回転することです。
体でスイング、体でスイングと思って
一生懸命体を回転しているけれど上手く
打てないという方は、是非チェックしてみてください。
ただし、インパクトゾーンで起き上がる癖の
人が、その原因を無視してこれを取り入れると
トップばかり出てしまいますのでご注意を。
最後までご覧いただき有難うございました。
本物のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida
インパクトゾーンで起き上がる癖の人は、どのような点に注意してどう修正すればいいのでしょうか?
中元さん
中元さんの場合は、
ダウンスイングをアウトサイドから振り下ろす度合いを減らすこと
前傾維持する感覚(=体を回転すること)を繰り返して覚えること
です。
いつもレッスンでチェックすることですね?^^