いつになったら安定するの？

「ゴルフっていつになったら安定するんでしょう？？」

先日の生徒さんのお言葉ですが、
「たしかに、、（^^;」と思いました。

 

これへの回答は、
1つは、
「決して安定させられない」
と
「守るべきを守り、できない事をできるようにしたら」
となるでしょうか。

 

ツアープロでも、完全に安定しているのか？
と言えばそうではないですね？
でも、アマチュアからしたら圧倒的に安定しています。

 

冒頭のお言葉も、実際には完璧を指しているのではなく、
いつになったら、”現状よりも”、良いレベルで
いつもプレーできるようになれるのか？
という意味ですね。

 

自分が望むレベルでプレーできるようになるには、
今現在のミスが、偶然出ているのではなく、
必然として出ているという事を認識しなくては
いけません。

 

最近よく聞く言葉
「いい時は、いいんですけど・・」

私は、この言葉はあまり好きではありません。
なぜかと言えば、
「基本的には、上手くできるけど、たまに
ダメなのが出てしまうから、それを無くしたい」
というように聞こえるからです。

 

「いい時は、いい」
当たり前ですよね（笑）
この「いい時」ではない「良くない時」
あるいは、「ダメな時」を無くすことが
練習の目的です。

 

しかし、
「いい時と良くない時があるのが現状の自分」
なのです。
ですから悪い部分だけを出なくするという事は
無理な相談なのです。

 

何が必要なのかと言えば、
「部分的な改善」ではなく
そもそもミスが出なくなる仕組みへと
「根本的な改善」が必要なのです。

 

そうしない限りは、永遠に
「いい時はいいんですけど・・」
つまり、ずっと安定しないということになります。

 

好不調の波は誰にでもあるので、たまには
全てが良くて上手くできる時もあるでしょう。

 

しかし、そのうち不調になります。そのままでも
また再び好調も出てくるでしょう。
多くの人は、このような状態でゴルフを続けていくのです。

 

ですから、現状よりも良いレベルで安定するには、
まずは、認識を変えることです。
「ミスした時だけ、良くないスイングだった」
と思いたいですが、実際にそういうことはないのです。

勿論、ゴルフには、様々な要因があるので、
全てのミスがスイングに原因があるわけではありません。

 

しかしながら、ほとんどのミスは、プロでさえ
スイングの問題点が原因なのです。

 

ですから、安定したければ、現状のスイングの仕組みには
問題があるのだと認識し、その上で必要な点の改善に努めることです。

 

それが、守るべきを守り、つまり自分のスイングにおいて
大切なセットアップの注意点を守ることと、
できない事、つまりスイングの癖や問題点を
減らす努力を継続し、新しい癖になるまで
やり切ることです。

 

そうなれば、今まで出ていた大きなミスが無くなり、
軽微なミスへと変わるので、安定したスコアアップが果たされます。

 

多くの人は、そのつもりは無くても、
その場しのぎで練習しています。だから
ほとんどの人の実力は向上せずに不安定さがあるのです。

 

現状よりも安定して良いスコアで
プレーできるようになるためには、

・冷静で、理論的な取り組み
あるいは、
・誰にも負けないくらい死ぬほど練習する
あるいは、
・才能
のどれかが必要です。

いずれにおいても必須は、
「練習」と「忍耐力」です（笑）

結局継続してやらなくては上手くならないのです。

 

どうせやるならば、効率よく、かつ
効果がある方法で取り組みたいものですね。

 

追伸：
何もやらなくても、上手くできる時があるのが
ゴルフの良いところでもあります。
余計なことをやるならば、全く何もせずに
自分だけを信じてやり続ける方が結果的には
良い状態になります。

 

「蛇足」が多いのがゴルフの良くないところ（^^;

 

もし始めたら、できるまでやり切って下さい^^
そうしないと蛇足になってしまいます。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

 

本物のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida