直さなくていいスイングの問題とは?
ゴルフスイングにおいては、
直さなくてもいい「問題」や
「ズレ」があります。
それが、具体的にどの「問題」「ズレ」
なのかは、人によって異なります。
「これっておかしいのでは?」
「この位置は直さなくていいのかな!?」
「ここが問題だと思うのだが。。」
自分のスイング映像などを見ると色々と感じますよね?
プロやお手本と比較するとズレていたり違っているので
「修正しないと上手く打てないのでは?」と
感じてしまいます。
しかし、そのズレや問題が、自分にとっての
一番の問題ではない場合は、無視して構わないのです。
スイングを直す(調整する)目的は、
安定して良いショットを打てるようにすることです。
その為に大切なことは、ボールの飛びを決定する
インパクトを安定して良い位置になるように
することです。
インパクトを安定して良い位置になるようにするためには、
それが出来なくなってしまっている要因問題を修正すること。
(これは常々お伝えしていますね?)
例えば、体の回転方法が問題の人がいると仮定します。
仮にその問題が、回転の位置、方向、角度等の問題だとしたら、
その人は、それを直せばインパクトのズレが減り、
今までよりも確実にミスの度合いが減り、良いショットも
増えていきます。
その際、体の回転とは関係ない(本当は関係していますが、
今は話が分かりやすいように関係ないとします)、
部分がズレていても、(とりあえずは)無視していいのです。
例えば、
・バックスイングでクラブが良い位置よりも
インサイドやアウトサイドに位置している
・トップでシャフトクロスしているとか
オーバースイングだとか
・ダウンのクラブの位置や角度がズレている
・フォローの位置が違う
等です。
そもそもは、
「少しでも何かの位置や角度など
ズレている部分があると上手く打てない」と
考えていると、色々な点が気になってしまいます。
プロと比較すると、
ここも
ここも
ズレている。。と感じますし
しかしながら、ゴルフスイングとは、
完全に個性的なものなのです。
ですので、色々と異なっていても
全く問題ないのです。
そして、全ての位置が良い位置に無くても
良いショットを安定して打つことはできるのです。
(但し、その精度に関しては「今までよりは」と言う条件に
なります)
目指すレベルによっては、少しのズレでも
直した方が良い場合があります。
世界のトップで戦おう、という様な場合です。
でも、これって我々には無関係ですよね?
しかも、その様な目的でスイングを調整する場合も、
実際には、全てを完璧にするような方法は不要だし、
効果的ではないので、自分にとっての一番の問題点だけを
修正するのです。
レッドベターが世界のメジャーチャンピオン達のスイングを
修正する時も、型にはめて、色々な部分を良い位置に
収めるようには、決してやりません。
どの様なレベルであれ、全てのショットがミスではありませんね?
現状でも良いショットが出るわけです。
ですから全てのゴルファーのスイング調整は、
今出る良くないショットを減らし、
良いショットを増やすことです。
【完璧なショットを毎回出す】
これは、人間には決して出来ないのです。
そして、ゴルフにおいてそれは不要なのです。
更に、【完璧なスイング】などというモノも存在しません。
「色々な位置をみんな良くしないと上手くなれない」
そんな風に考えがちですが、それは不要なのです。
多くの人が、少しずつ上達すると考えていますが、
実際には「出来ないことが出来るようになる」
あるいは、「不安定な面が安定する」だけで、
大幅に向上する可能性があるのです。
100が切れない人ならば、一気に90位を出す
90が切れない人ならば、一気に80台中盤以下を出す
80が切れず悪いと90前後打ってしまうならば、
一気に70台前半等を出す
自分の一番のウィークポイントが無くなれば、
こういった事が可能になります。
すごいですよね?
でも、これって夢物語ではありません。
しかし、不断の努力なしでは、決して成しえませんが。
反対に、少しずつ上手くなると言うのは、
実際には、上手くなっていないのでは?
とも考えられます。
仮に平均スコアが100だったのが、
1年間の平均で98になったとしたら、
進歩と言えると思いますが、
そのまま毎年2打ずつ更新できるでしょうか?
あるいは、1打でもいいので更新していけるか?
おそらくほとんどの場合、難しいでしょう
翌年はまた、99、98、97、100等となっている
可能性の方が高いでしょう。
これは、根本が変化していないからですね?
確実に上達したければ、自分にとっての
1番大切な問題点、1点に集中して改善を図りましょう。
そうすれば、必ず平均スコアも、96→92→88
と言う具合に良くなっていきます。
あるいは、一気に100→92等になります。
1つの大切な点が改善できたら、
壁を破って上達できるのです。
そうなったら、もしかしたら別の注意点を改善した方が
よい事も出てくるでしょう。
しかし多くの人は、そうならずに「じっと留まっている」
かのごとくですね?
なぜかと言えば、色々な点が気になってしまい
「肝心なところ」の矯正が不十分だからです。
大切な部分1点が良くなれば、色々な部分が
関連して良くなっていくのです。
無視していい部分
現状は気にしなくていい部分
そういった箇所は気にしないで
練習しましょう(^^)
最後までご覧いただき
誠にありがとうございました。
本物のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida