ほんの少しの変化でオリジナリティを高め向上する
ゴルフは、本当に難しいスポーツですね。
上手くなったかと思ったら、
急に調子がおかしくなり
ミスが連発して悪いスコアに。。
こんな事が普通に起こりえます。
いつになったら完全に
上達しきれるのでしょう?(笑)
1つ言える事は、誰もが上手くなれる可能性を
たくさん持っていると言うことです。
どんなに調子が悪いプレーでも、
良いショットやアプローチがゼロ
と言うことは、ほとんどありません。
もしゼロだとしたら、
それは調子が悪いのではなく
実力です(^^;;
わずかでも良いモノが出せると言う事は
何かが少し変化すれば、その良いモノを
何度も出せる可能性があると言う事です。
=前半のプレーが全然ダメだったのに
お昼を食べて後半になったら急に良くなった=
こんな経験をしたこと、ありますよね?
わずか50分程度で別人にはならないですから
ちょっとした変化で良くなる可能性を
秘めているという事です。
本質的に向上するには、
不安定な要素を減らすことですが、
全てを完璧にこなす必要はないのです。
大切な事は、ほんの少しでいいので、
(しかも、たった1点で構いません)
どんな変化を出せばマシになるのか?
良い当たりになるのか?
それを理解することです。
とりあえず、これをやっておけば
酷いのは出ない、そんな事でOKです。
それをコツコツと常に留意し、
いついかなる時も”浮気せずに”
やり続けるのです。
そうすれば、大きな失敗が減り、
ミスの質が向上します。
全てのゴルファーは、自分のスイングに
癖や個性があります。
その動きの特性を知り、いついかなる時でも
その「癖」や「個性」が出ているのだと
認識することです。
練習でも日によって感覚が異なりますよね?
同じ条件が無いコースでは、より一層
様々なことを感じます。
自分の体調や調子、天候、コース状況、
同伴者、その時の考え方、道具、
プレーへの臨み方、
こう言った全ての要素が、
スイングに影響を与えるのがゴルフです。
こう考えると私たちは、とんでもないスポーツを
やっているのです(笑)
そもそも常に上手くできる可能性は
ほとんど無いのです(^^)
だからと言って、上手くならないわけでは
ありません。
あなたよりも上手い人が、
周りにもいますよね?
そう言った人たちも、初めから上手かったわけでは
ありません。コツコツと練習し、積み上げてきたのです。
「若い時に、これくらい練習しました」と言うのを
よく聞きます。
言葉にすると、たったそれだけですが、
それをやり切ったからこそ、上手い人なのです。
完璧なスイングの人など誰もいません。
自分自身の安定性、再現性を高められる動きを
見つけて、それを身に付ければよいのです。
難しいのは、偶然上手く打てたのか?
それとも必然か?その判断です。
どんな事をやっても
たまたま当たる事があります。
それを「これだ!」と思えてしまうのが、
難しい点ですね。
プロでも自分で判断することは
難しいのですから、ほぼ全ての人は、
自分のスイング状況を正しく把握することは
難しいのです。
しかし全て自分で作り上げる事も可能です。
人並ならぬ努力でそれを成し遂げる人も
たくさんいるのです。
人に習うのも良し、自力で取り組むのも良し
どんな方法も「あり」であり、正解は
1通りではありません。
自分にとって「再現性の高い安定した動き」
なおかつ「良いショットが打てる動き方」
それを見つけることです。
ゴルフは、型(スイング)を競うものではありません。
いかに安定して同じようなショットを打てるか?
それを競っているのです。
もちろんプロのように良いスイングならば、
安定して良いショットが打てるわけですが、
一見良くなく見えても、自分にとって
再現性の高い動きならば、問題ないのです。
自分のスイングは、唯一無二の存在だと思い、
他人は無視することです。
そして、自分のオリジナリティーを大切に
しましょう。
1から順に、良いものを作り上げるのではなく
インパクトに最も大きな影響を与えているズレを、
たった1つだけ見つけて、それだけを修正するのです。
それが出来れば、自分のオリジナリティが生かされて
より安定したスイングとなっていきます。
ただオリジナリティと言っても、それ自体が問題である
「独自の悪い癖や問題動作」を生かすのではありません。
そういった悪い癖や動きは残してはいけません。
例えば、
「体が硬い」と言う場合、
「回り過ぎない」「コンパクトに動ける」という
利点があります。
この様な場合は、大きくたくさん回転することは不要ですが、
注意しないとキチンと回転せずに十分な体の位置が作れない
可能性もあるのです。
逆に「柔らかい」場合は、
「下半身をあまり動かさずに捻れる」
「スピードが出しやすい」
「前傾姿勢など角度を維持しやすい」
等の利点があります。
でも何も考えないと、
体を回し過ぎてしまうかもしれません。
どんな事においても、自分のオリジナリティには、
良い面、良くない面の両方がある可能性があります。
そして、それがスイングに影響を与えている
ことが多いものです。
そういった点をしっかりと見極めて、
自分のスイングを安定させることにつながる
1点を見つけましょう。
ゴルフスイングは、アドレスからフィニッシュまで
全てがつながった一連の連続運動です。
たった1つ変えるだけでも
スイング全体に良い影響を与えることが可能なのです。
YouTubeを見て色々と浮気せずに、
大切な1点に絞るのです。
ほんの少しの変化でいいので、
自分のスイングの根本に良い作用をもたらして、
自分のオリジナリティが生かせるような
そんな1点に集中して練習しましょう。
一球入魂ならぬ
【一動作入魂】
です(^^)
最後までご覧いただき
誠に有難うございました
本物のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida