ゴルフスイングの基本の”ん”
ゴルフスイングの”基本”シリーズ最終話です
一般的な基本とは、
セットアップに関連する事ですが、
今回のシリーズで記している基本を、
正確に表現すると、
安定した良いスイングを習得するために
練習する時に、
【理解しておかなければならない点】
です。
前回、前々回の記事はこちらから↓
基本の”き”→https://leadbetter.jp/hint/nl436/
基本の”ほ”→https://leadbetter.jp/hint/nl437/
・クラブを運動させることがスイングであると
認識すること
・力は入れない
前回、前々回では、この2点について記しました。
今回の最終話は、
ゴルフスイングは
”1つのつながった連続運動である”
という事を忘れてはいけないと言う事
についてです。
練習していると、なかなか上手く打てずに
スイングの位置取りについて色々と考えてしまいます。
トップがこう
とか
ダウンの位置がこう
とか
インパクトはこう
とか
テークバックはこう
とか
フォローはこう
みたいな感じです。
ゴルフスイングの中の
どこか一部分を切り取って見たら
「ここではこの形が理想」
と言うようなことがありますね?
それが、ありとあらゆる場所で存在します。
そして様々な人が様々な事を表現していて
「ここではこう言う位置であるべき」
「本当はこういう形が良い」
「この形にならないのは、こう言う意識が
無い(足りない)からだ」
等とそれらしい事を語っています。
しかしながら、実際のスイングは
途中で止まって形を作るものではありませんね?
位置や形などは、あくまで連続して動ている
「途中の部分」を切り取って、見てみたら、
「どうなっているべき」という事であり、
実際には「どう動いているのか?」
の結果です。
スイングにとって一番重要なのは
ボールの飛球を決定するインパクト
このインパクトも静止して形を作っているのではなく
スイングの中の単なる一部分です。
トップやダウン、フォロースルーの位置等も
全ては動きの中の一部分です。
ですので、連続運動の途中のどこかを修正しようと
する時、その「ほんの一瞬を切り取った」
部分だけを直そうとしても、上手くいかないのです。
この事を理解することが
「スイングは1つのつながった連続運動」
だと理解することです。
インパクトを改善するには、ダウンスイングの
初動を改善しなくてはなりません。
そして、ダウンの初動を改善するには、
トップまでの流れ、つまり「バックスイングの動き方」を
改善する必要があるのです。
フォロースルーを直すには、インパクトの
動きを改善する必要がありますし
フィニッシュを改善するには、
インパクトからフォロースルーの動きを
改善する必要があります。
健全なバランスで始動するには、
良いセットアップが欠かせませんし、
良いバランスでフィニッシュまで
クラブを運動させるには、
途中の無駄な力みは不要です。
ここまでお伝えしてきた基本、そして
一般的な基本、これらはみな等しく
大切なことです。
できなければ、決して上手く打てない
というモノではないですが、
スイングを修正する、あるいは
改善する目的で練習する場合は、
必須事項と言っても差し支えない事です。
良い軌道とクラブフェース位置で
クラブを運動させるために、
力まずに、どう動けばいいのか?
これが練習で考えること
そして、そのために、
体をどんな風に使うのか?
腕や手首をどう位置させたり、
処理するのか?
どんなタイミングやリズムで
動くのか?
これらを修正、変更することで
スイング全体の流れをスムーズにして
最も大切なインパクトゾーンに
良い効果をもたらせられるのか?
こう考えて練習に取り組んでください。
良い位置を作るのではなく
”良い動きを感じる”こと
これが練習で大切な
スイング作りの”基本”なのです。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
本物のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida