大ミスを出さない方法(3)

大ミスを出さない方法の第3弾です

前回、前々回の記事は下記から↓
https://leadbetter.jp/hint/nl455/
https://leadbetter.jp/hint/nl456/

 

そもそも大きなミスが出るのは、
スイングに何らかの問題があるからです。

 

その問題の程度が、非常に小さくても
大きくてもあまり関係ありません。

 

インパクトは、ほんの一瞬しかなく
角度が数度ズレただけで大きく曲がるのが
ゴルフですので。

 

だから普段はあまり大ミスをしないプロでも
たまに「大きく曲げて」林などに打ち込むのです。

 

世界トップのツアープロでさえ、大きなミスを
打ってしまうものですので、私達が完全に
大きなミスを撲滅することは、ほぼ不可能だと言えます。

 

しかし、目指すスコアを出すために
支障の無い範囲、頻度に収める事はできるわけです。

 

前回、前々回は、そのためのヒントを
ご紹介しました。
これらは技術的なものではありませんが、
かと言って完全に精神的なものでもなく
両者の中間的なものです。

 

読んだだけで試してみてないと言う人が
多いかと思いますが、試してみた方は
その効果を体感していただいたと思います。

 

色々悩んで迷っている人には、最高の
ヒントになりますので、是非やってみて下さい。

 

今回ご紹介するのは、技術的な方法です。

 

まず必要なことは、自分のスイングの
技術的な問題点を明確にすることです。

 

たいていの場合は、
・体の使い方
・腕や手首の使い方
のどちらかに問題があります。

片方に問題があると、
もう一方に悪影響を与えますが、
根源的な問題は、どちらか一方ですので
そのどちらかの問題を特定します。

 

そのうえで、それへの対処方法を把握すること。

 

「こうやってスイングすれば、大きなミスが出ない」
を把握したら、実際のプレーでは、以下の様に
対処してみましょう。

手順(1)
状況判断をしてクラブとスイング方法を決める

手順(2)
この状況で出る自分にとっての大きなミスは何か?
を確認する

手順(3)
それに対処する方法、つまりこれが
「根源的な問題を軽減するモノ」
ですが、それを確認する

確認するとは、素振りやスロースイングなどで
動きをおさらいすると言うこと

手順(4)
距離、方向、打ちたい場所等
結果に関することは
”完全に頭の中から排除して”
「大きなミスが出ない対処方法のみ」を実行する

 

以上。

大きなミスが出てしまう場合、
スイングに何か技術的な問題があるので、

その問題点を出さないように
「確実に、丁寧に、上手く動くことに集中する」
と言うのが、大きなミスを出さずに
乗り切る最後の1つの方法です。

 

コースに出ると
・どの方向へ打ちたい、打ちたくない
・どの位の距離を打ちたい
・~なショットを出したい
という事を考えますね?

 

大きなミスが出てしまう可能性が低く
自分に自信があるならば、打ちたいショット
をイメージして、それを打つことに
集中することが必要です。

 

しかし、スイングがまだ不安定な状態で
「いつ大きなミスが出るか分からない」
という状態の場合、距離や方向、高さなどの
結果に関しては、完全に無視して

「自分のスイングに集中」

した方が、結果は圧倒的に良くなります。

 

例えば、バンカーで
ホームランやざっくりが出る危険があるならば、

「どうスイングすれば、それらが出ないか?」
を知り、それを実行する事に専念するのです。

 

その時に、
・どのくらい飛ばすか?
・あごを超えるのに高さを出したい
・砂を打つ位置はこの辺り
・どのくらい砂を打つか?
・アウトサイドイン?そうじゃない?
・奥には、行きたくないけど手前過ぎも避けたい
・どう砂に当てるか?
等の点は、絶対に考えてはいけないのです。

 

前回前々回と記しましたが、人間の脳は、
複数の事を同時に考えると、
どれも上手く実行できないという特性があります。

 

これを忘れないことです。

 

距離や方向、落としどころ
狙う場所等なんでもそうですが、
とにかく普通はやるべき「狙う」行為をやらずに

「自分にとっての良いスイング」

をすることに全精力を注ぐのです。
これが、大きなミスを出さない方法です。

 

大きなミスを出さないためには、
いずれにせよ「ボールを打つ方向や場所」の
事を忘れることなのです。

 

ゴルフとは本来「目標を狙うスポーツ」です。
しかし、狙って打った時に、

ダフリ
トップ
シャンク
スライス
フック
等々、どんなミスでもですが、
それが出るよりは、無難に飛ばした方がケガが無く
結果的には、スコアのロスがなくなると言う事です。

 

先程例に出したグリーン周りのバンカーショット

脱出しない
ホームラン

何れも大叩きになりますが、
「こうやってスイングすれば、とりあえず
必ず脱出する」と言うスイングの”方法”に集中するのです。

 

あごが高くても
距離があっても

完全に無視するのです。

 

それらを考慮して、「上手くやろう」として、
自分のスイングの良くない部分が出てしまうと
”必ず大叩き”です。

 

ゴルフなので、それで偶然上手くいくこともありますが、
どこかで必ず「やってしまう」ものです。

 

それを出さないようにしない限りは
偶然でしか良いスコアは出ません。

 

バンカーに限りませんが、
私達はみな「上手く打ちたい」ので、
自分なりの工夫をしています。

 

そして、上手く打ちたいがために
クラブをどうやってボールに当てるか?
と言うような事に意識を使っています。

 

しかし、それでは、
大きなミスは無くせないのです。

 

大きなミスを完全に撲滅するには、
それが決して出ないスイングを
身に着けることが最優先するべきことだと
いう事です。

 

上手く打ちたいのですが、
上手く打とうとしてはいけないのです。

 

ここがゴルフの難しいところですね。

 

本能に負けて理性を失っては
いけないと言うことです。

 

合理的な練習で、
上達を目指して下さい。

 

最後までご覧いただき有難うございました。

 

本物のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida

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