今すぐやめるべきスイングの間違い(4)
今すぐやめるべきスイングの間違いシリーズ
第4弾です。今までの記事は以下からご覧ください
前回、前々回、初回の記事は下記から
(1)https://leadbetter.jp/hint/nl459/
(2)https://leadbetter.jp/hint/nl460/
(3)https://leadbetter.jp/hint/nl461/
さて、ここまで
1、スイング中に腕を上げる動作は無い
2、手首を固定しない
3、体重移動は、意図しない
というテーマで記してきました。
今回は、
「インサイドから下ろそうとしない」
というテーマで記していきます。
プロのスイングを見ると、
綺麗にオンプレーンでダウンスイングし
前傾角度を維持しながら理想的な
インパクトに入っています。
インスタグラムやYouTube等で
「良い位置でダウンに入るためのコツ」
の様なものも大量にあります。
上手そうな人や綺麗なスイングの人が
実演していると、恰好良いし、
「やってみよう!!」と思ってしまいます。
しかし、
ダウンスイングを上手く取る練習やドリルは、
決して一朝一夕には身につくものではなく、
それこそ、今までやってきたスイングの数
以上に、たくさんやらなくては身に付きません。
今、癖になっているスイングに打ち勝つくらいの
量を繰り返せるならば、良いかもしれませんが
果たしてそれができるでしょうか?
不可能ではありませんが、自分の動きを
制御できる能力と、やるべき事を正確に行える
精密さが求められます。
そして、ダウンスイングが
「目指す位置、作りたい形」にならない
原因を放置したままで、それを作ろうと
しているのですから、当然のごとく
「歪」が出てきます。
・インサイドに下ろしすぎる→ダフリ
ダフリを避ける→アウトから下りる
→またインサイドに下ろす
→インサイドに下ろしすぎる
→ダフる
→無限ループ。。
・「下ろして、回転」のタイミングが超難しい
→1度しか打てないコースでの再現性には、
疑問を感じざるを得ない。
・仮にプレーンが良くなった様に見えても
別の問題が出てしまう可能性がある
(斜面やラフでは上手く打てない、
ドライバー以外では上手く打てない、
飛距離が出ない等です)
ダウンスイングを正しくインサイドから
シャロ―に下したい場合におススメの方法は、
そうなっていない「阻害要因」を取り除くことです。
阻害要因として考えられることは、
・無駄な力み
・間違ったグリップ
・捻りの効いていないバックスイング
・バックスイングで腕、手、肘を
無駄に動かす動作
・角度や位置がズレたバックスイングの
体の回転運動
・間違った手首の曲げ方(掌屈)
等です。
人によって問題点は異なりますので、
もしあなたがインサイドから振り下ろせていない
と感じているのならば、ご自分のスイングの
どこかにある「阻害要因」を見つけて
その部分を修正することです。
それが出来れば、何も考えずとも自然と
インサイドからオンプレーンのダウンが完成します。
そして、様々な問題点も同時に解消されます。
問題の「原因」、インサイドから下せない
「原因」を取り除くのです。
そうしないと、いつまで経っても
良い位置に下りないし、コースで良いショットを
再現性高く出すこともできないでしょう。
やるべきことは、
ステップ1)
アドレスおよび
バックスイングの動きを点検する
ステップ2)
ダウンスイングをインサイドから始動するには、
下半身からダウンを始動することが必須ですが、
それが出来なくなっている要因を見つける
ステップ3)
2)で見つけた要因部分を
練習ドリルで矯正する
以上です。
もし、インスタやYouTubeで見たダウンの
取り方を真似して、「型」を身に着けようとする場合、
以下の様に取り組みましょう。
ステップ1)
ダウンの動きをゆっくりとやる
ステップ2)
正しい動きになっている事を
客観的な目で確認する
ステップ3)
何度も繰り返して、頭で考えなくても
自然とその動作ができるまで
ひたすら継続する
(人により異なりますが、
概ね最低20,000回以上)
以上です。
良いバックスイングが出来ると
比較的容易に理想的なダウンができます。
しかし、その「良いバックスイング」を
何度も繰り返し練習して体に覚えさせる
ことが必要です。
良いダウンの位置を
真似して「型」を作る場合、
ひたすら良い位置を繰り返して
身につける事が必要です。
これもやはり
何度も繰り返して体に覚えさせることが必要です。
いずれにせよ、繰り返しやって
出来るようになる必要があるという点では
同様です。
本質的に向上するためには、原因を取り除く方法を
おススメしますが、それに納得できない、
あるいは「(本能に任せ)良さそうなことをやりたい」
という場合は、型を作ればいいでしょう。
実際のところは、どちらの方法が
あなたに合っているかは、分かりません。
「原因を取り除く方法」は、
正しくやらないと効果が出ないので、
それができないと「型を作る」必要があると思って
そちらサイドへ行くことになるでしょう。
そして修練が足りずに「なかなかできない・・」
となるのが一般的です。
どんな方法でも、結果が良くなる方法が
一番ですから、それを採用するべきです。
そして、どちらの方法でも必ず
「一時的」には、効果が出ます。
しかし、私達が目指すところは、
「良いのもある、ダメなのもある」ではなく
「いつも良いものを出したい」ですよね?
そうなるためには、偶然良いのが出る
状態を卒業し、安定的に良いのが出せるように、
なることが大切で、それがゴルフの一番難しい面です。
無駄を省き、合理的に取り組むことです。
もしあなたが、今回紹介した方法のどちらかを
試したことがないならば、今度練習場へ行ったら、
トライしてみてください。
色々と普段と違う事をやってみる事も
良い経験になります。効果が無いと分かれば
余計な事を省けますし、
「これ、良いかも!」と言う発見があれば、
なお良いですよね?
練習も楽しくやりましょう^^
最後までご覧いただき
有難うございました
本物のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida