今すぐやめるべきスイングの間違い(5)

今すぐやめるべきスイングの間違い
シリーズ第5弾です

今までの記事は下記から
(1)https://leadbetter.jp/hint/nl459/
(2)https://leadbetter.jp/hint/nl460/
(3)https://leadbetter.jp/hint/nl461/
(4)https://leadbetter.jp/hint/nl462/

 

今回は、グリーン周りのバンカーショットに
関してです。

 

今、「あっ、あれか?」と思ったならば
正解です!!
(表現は右打ちの方を対象に記しますので
左打ちの方は、お手数ですが反対に考えて下さい)

 

バンカーショットは
「アウトサイドインに振る」
今回の間違いはこれです。

 

なぜグリーン周りのバンカーショットは、
「アウトサイドインに振れ!」と言われるように
なったのでしょう?

 

私の想像では、
クラブフェースを開いて構えることで、そのまま
スイングすると右に飛ぶから左を向いてスイングする
必要がある

 

左に向いてスイングすると、目標に対しての
スイング軌道はアウトサイドインになる

 

と言うことで、アウトサイドインに振る
と言う様な経緯だと思います。

 

しかし、これらには間違って解釈されている面が
あります。

 

まず、バンカーショットでは、
クラブフェースを開いて構えても
ライ角度通りには構えません。

 

ショットの時と比較すると
膝を曲げて手元を低く構えます。

 

手元を下げると言うことは、クラブヘッド側を
上げるということで、いわゆる
「つま先上がり」のライに近い状態になります。

 

クラブは、ヘッド側を上げて構えれば構えるほど
クラブフェースは左に向いていきます。
だからつま先上がりのライでは、ボールが左に
飛びやすくなるのです。

 

ですので、バンカーショットでは、
クラブフェースを開いて構えても
手元を低く構えれば、右には飛ばないのです。

 

今度SWを持って以下の様に試してみましょう

ステップ(1)
フェースを開いてグリップする

ステップ(2)
膝を曲げて腰を落として
ハンドダウンにする

ステップ(3)
その時のクラブフェースの向きを
確認してみる

以上です。

 

よくある間違いは、左に向いてそのまま
スイングするのではなく、更に意図して
「アウトサイドイン軌道」で打つパターンです。

 

もしスイングに問題が無い状態ならば、
左を向いて打っても、ボールが左に飛ぶだけで
ザックリやホームランは出ません。

 

しかし、意図してアウトサイドイン軌道で振ると、
クラブヘッドが砂に対して当たる角度が
急角度になってしまいます。
そうなると、ザックリ気味でボールが飛ばなくなります。

 

飛ばないと強く打とうとしたり、
ボールの近くギリギリを打とうとして
ホームランと言う状態になります。

 

反対のパターンもあります。

アウトサイドインに振ろうとすると
ダウンスイングで体が突っ込むようになるので、
意図したよりもボールの近くを打ってしまい
ホームランが出るようになります。

 

バンカーが苦手な方は、よく分かると思いますが、
ホームランが出ると、振り抜くのが怖くて
どうしてもインパクトで弱めてしまいます。

そうすると当然、脱出できないミスも
出てしまいます。

 

何れの場合でも、ホームランとザックリとが
混在して非常に不安定になります。

 

また、意図していなくてもスイング軌道が
アウトサイドインになってしまっている人もいます。

 

バンカーが苦手な方は、おそらくスイング軌道が
アウトサイドインになっています。
意図せずとも軌道がズレていると
上記したような不安定な状態となってしまいます。

 

アウトサイドインになってしまう1番の要因は、
このシリーズの1番初めの記事で記した
「腕を上げる」行為です。

 

バックスイングで腕を無駄に動かす行為は、
ショットだけではなく、どの分野においても
問題の原因となります。

 

さて、グリーン周りのバンカーショットの
スイングの正解は、普通のショットや
アプローチと同様に、シンプルに
インサイドインの軌道で打つことです。

 

しかし、これを意図して作る事には
意味がありません。

 

もしあなたのスイング軌道が、
アウトサイドインや極端なインサイドアウト
になっているならば、それを意図して
正しい軌道で動かそうとするのではなく、

 

ズレてしまっている「原因」を見つけて
そこを修正することです。

 

それが出来れば、軌道の事など何も考えずに
砂を打つ位置も一定し、砂の取れる量も
一定し、バンカーが得意になるでしょう。

 

反対に、問題の原因を特定せずに
「こうやって打てば大丈夫!」と解説する
YouTubeなどを頼りにしていたら
いつまで経っても不安定な状態からは
脱出できないでしょう。

 

どんな打ち方をしても「偶然」ならば
上手く脱出できます。
しかし、いつやっても、何度やっても
失敗しない状態じゃないと、大事な時に
必ず大きなミスが出てしまいます。

 

自信を持って不安無く臨めるようになると
バンカーを避ける必要もなくなりますし、
入ってもピンを狙って打てるようになります。

 

他の分野と同様に、バンカーでも
上手く打てると、とても気持ち良いものです。

 

あまりにも上手く打てないと練習も嫌になりますが、
ちょっとしたコツで、上手く打てるようになるものですので
今度プレーに行ったら、ぜひコースのバンカー練習場で
練習してみましょう。

 

少しでもいいので、あなたの自信のある分野
例えば、
ドライバーが好きならばドライバーショットの様に
アプローチが好きならばアプローチショットの様に
パターが好きならばパターの様に

そんな風にやってみるのも1つの方法です。

 

スイングする時に、スイング面が
ドライバーの様に平らな面で動くようになれば、
砂が自然と薄く取れてスピンがかかり、
上手く脱出できます。

 

反対にショートアイアンの様に
縦の面でクラブを動かすと
非常に不安定になります。

 

今まで
「バンカーはアウトサイドイン」と思って
実践していたならば、それを止めるだけで
上手く打てるようになる可能性があります。

 

ゆったりと大きな振り子の様なイメージで、
力まずに振り抜くようにしましょう。

 

難しく考えずに、無駄な動作をせず
シンプルにやれば、比較的上手く打てるでしょう。

 

何か、自分なりの「こだわり」があると
かえってミスの要因になっていたりするものですので、
もしバンカーに不安があり、自信がないのであれば、
シンプルに「スイング面を平らに」とだけ
考えてやってっみてください。

 

グリーン周りのバンカーでは、
アウトサイドイン軌道に打つのは
今すぐに止めましょう^^

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

本物のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishdia

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