練習で優先するべきこと

上手くなるのに、何から練習したら良いのだろう?

そんな風に思った事がありますよね?

 

上達したいけれど、時間は限られているし、
無駄な練習はしたくない。。
私たち誰もがそんな風に思います。

 

今回は、何を優先して練習したらよいのか?
に関して記していきます。

いくら練習しても、無駄な練習は時間のロスになりますが、
効率よく練習すれば、効率よく上達することができます。

 

これから記す基準を理解して取り組めば、
無駄を減らすことが出来るでしょう。

反対にこれを理解せずに、やみくもに練習しても
効率が悪くなってしまう可能性がありますので
楽しんで読んで下さい。

 

練習場に行くとドライバーばかり、かっ飛ばして、
アプローチ練習は、ほとんどしない
本番のコースでは、グリーン周りがボロボロ
そんな人がいますが、これは明らかに取り組みに無駄があります。

 

スコアアップするには、上手くできるモノを
更に伸ばすのではなく、最も上手くできないモノを
無難にできるようにすることが必要なのです。

 

つまり結論からお伝えすると、
練習で優先するべきなのは、
「スコアを落としている比率が高いもの」
です。

 

練習のテーマとしてどんな分野があるかと言うと、

・ドライバー
・セカンドandサードショット(PAR3のティーショット)
・コントロールショット(アプローチ)
・バンカーショット
・パッティング

です。
本当は、メンタルやフィジカル、マネジメントなども
向上するべきテーマですが、これらをやる必要があるのは、
ある程度の上級者ですので、ここでは省きました。

 

100を切れない人が100切を目指す場合、
一般的な優先順位は以下になります。

1、当たり損ないを無くす
2、アプローチで必ずグリーンオンさせる
3、バンカーで事件が起こるなら改善する
4、パターの距離感を身に着ける

ただしこのレベルでは、これらは全て等しく必要ですので、
どれからやっても害はありません。
1、2、3は、ハーフスイングの練習をすることで
全てを改善することが可能です。

 

90を切れない人が90切を目指す場合、
1、ショットの大きなミスを更に減らす
2、優しいアプローチで寄せワンを取れるようになる
3、パッティングの距離、方向の更なる向上

ここで必要なのは、ダボ以上を無くしパーを取ることです。
ここでは、1,2,3のうち、最もスコアに影響が
大きいものから重点的に取り組むこと。

 

例えば、ショットはまあまあだけれど、寄せワンが
ほとんど取れない。その様な場合は、
2から優先的に練習することです。

逆に、寄せワンは何個かあるけれど、ドライバーで
OBや林、ペナルティーとなるショットで
大叩きホールが無くならないのであれば、
1から取り組むこと。

 

この様な具合に、それが良くなったら
最も多く打数を減らせるであろう分野を
重点的にやると言うのが、
優先させるべきことなのです。

 

やり方の例としては、
・パターは毎日パターマットで練習
・チッピングに熟達する
・自分のスイングの構造を理解し、どうなったらミスが出て
どうすれば減るのか?を把握し、地道に改善を続けること
そして、間違った方向性で練習しないこと

 

80を切れない人は、
1、ショットの安定性の向上(パーオンを増やすため)
2、ショートゲームで得意なものを作る

がやるべきことです。
ここまで来ると、メンタル、フィジカル、マネジメントが
必須項目となり、不足している、足を引っ張っている分野は
みな改善しないと、安定して80は切れません。

 

ゴルファーのスコア分布は、概ね以下のようになっています。
100以上:40%
90台:40%
80台:16%
70台:4%

2人に1人は100が切れるが、90を切れるのは、
5人に1人という事です。

 

才能や能力により異なりますが、
人と同じような練習の質や量では、
8割の人は90は切れないということです。

 

→80台→70台→高レベルで安定
するためには、並みの努力では果たせません。

 

私は、あまりに飛距離が出ない人じゃなければ
(一般男性でドライバーが180yd以下)
80前後のスコアは、誰でも出せる可能性があると思います。

 

ただし多くの人が行っているのは、
「良いスコアが出てくれ!」と祈りながら
ただボールを打つ、という練習です。

 

偶然打てた良いショットを再現しようと
ボールを打っていても時間の無駄ですね?

 

一度しか打てないコースでのプレーで
結果につながる再現性の高い動きを知り
それを「身に着ける」練習をすることです。

 

何事も正しい方法を知り、効率よく取り組めば
最短で結果につながっていくものです。

 

一生懸命にやっても結果が満足できないものならば、
それはあなたに才能がないわけではなく、
取り組み方を検証する必要があると言うことです。

 

良い練習で、もっともっと上手くなってください。

 

最後までご覧いただき有難うございました。

 

本物のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA