こんにちは
石田昭啓です
(この記事は年末に書いたものです)
今年もあと2週間ほどですね。。
毎年この時期になると時間が過ぎるのが早いことに気付かされますね
私の場合
今年は何ができたのだろう?
ゴルフが上手くなりたい人を何人助けることができたのだろう?
などなどを振り返ります
もっともっと多くの人にゴルフが上手くなって欲しいので、
これからも早く確実に上達できる方法はないか?
と考え続けていきたいと思います。
さて今日はゴルファーの大敵、
「力み」についてお話しましょう。
多くの方が頭では、力んではいけない
と分かっています。
しかし、なぜ無駄な力みが発生してしまうのでしょう?
・飛ばしたい
・特別な理由はなく強く当てようとしてしまう
・思い切りボールをたたく(のがゴルフだと思っている)
・安定させたい
・うまく打ちたい
・失敗を憂慮し、緊張する
こういった様々な要因が力みを生み出していますが、
実際に力んでいると感じている人でも
本当に全員が力んでいるワケではありません。
上記した理由の初めの3つは、
⇒上手くボールを打とうとして、強く当てようとする
という状態です。
とくに「遠くに飛ばしたい」と考えている場合は、力みがより強くなり
「飛ばしたい症候群」になっているとも言えます。
このタイプの人は練習から力んでいますね。
後半の3つは、
上手く打ちたい
⇒クラブが安定して動くように固定する
⇒グリップをものすごく強く握る、腕などもカチカチに固定する
というような状態で、「固める症候群」です。
いずれも本当はそうではないのに、
うまくやりたいがために“勘違いして”
力んでしまっているのです。
初めてゴルフに触れて、クラブを持つ時に
「グリップをなるべく柔らかく、軽く持つように」
と誰かにアドバイスしてもらえていたら、
どれだけ多くの人が、力まずに
スイングできているでしょうか?
力まない、つまりリラックスするための
一番のポイントは、とにかくグリップを軽く、
柔らかく握ることです。
そしてクラブの重みを感じること。
力む人は、スイングの初めから力んでいる人と、
ダウンスイングで力む人に分かれますが、
いずれもスイング中にクラブの重み、
存在を感じられていません。
クラブの重みを感じながらスイングしてみましょう。
以下の様なエクササイズを利用し、
力みを解消して下さい。
●いわゆる“ゆるゆるグリップ”でスイング
*“ゆるゆる”の注意点
=指とグリップのゴムの間に隙間を作り過ぎて、
クラブがズレしまうのは間違いです。
手の中でクラブが動いてしまうのは、
緩めすぎ(軽く握り過ぎ)ているからではありません。
握り方が良くないためにクラブが動いてしまうのです。
●1スイングを15秒から30秒くらい
かけて行う超スロースイング
(ティーアップしてボールを打ちます)で練習
=ボールは10yくらいしか飛びません。
●左手の小指と薬指をグリップから外してスイング
(強く打っては意味がありませんから
軽くスイングすることですよ!!)
●練習用の重いクラブ、あるいはグニャグニャのシャフト
のクラブ、ビニールホースのような柔らかいシャフトの
練習器具、
などさまざまな練習用のクラブ(道具)での練習
●目をつぶって素振り
●フルスイングして、通常の飛距離の1/4以下の距離を
飛ばすようにゆっくりと打つ
(7番アイアンで30yとかドライバーで50yとか)
●コースでのプレーで、3番手か4番手飛ぶクラブで
軽く打ってみる。
例えば、残り100yで普通ならPWで打つところを、
7番や6番で打つのです。
●とにかく、どのくらい力を抜いても大丈夫なのか
実験してみる。
グリップを握る強さを10段階に分けて、
最も強い握りから、最も軽い物へと変えて
ボールを打ってみること
どの様な練習方法や器具を採用するにしても
クラブの重みを感じながらやること。
1度「力まないでスイングして上手く打てる」
という体験をすれば、無駄な力が必要のない
ことを体感できるでしょうし、
また、しなくてはいけません。
そうすることでゴルフの究極のテーマである、
「ボールは打つのではなく、スイングでとらえる」
という事を身を持って理解することが出来るようになるのです。
力みが癖になっている場合、
即解決とはいかないかもしれませんが、
いつも柔らかいグリップを気を付けて
クラブの存在を感じる様にしていれば、
必ず力みは解消されますので、
焦らず、取り組んで下さい。
自分で「力んだ」と感じていても、
実際にはスイングが悪く、
「力んだ」ような感じがすることがあります。
この場合は、
スイングの問題点が改善されれば
「力んでいる感覚」
も解消されます。
自分では力んでいるつもりがなくても
他人から「力んでいる」と言われたり、
ミスしたあとだけ「力んだ」と感じるような人は、
ご自身のスイングの問題をきちんと把握し、
改善するための良い練習をすれば
「力み感」が解消されます。
今までの人生で一番のナイスショット
を思い出してみてください。
軽くスムーズなスイングだったはずですね?
それを再現すればよいのです。
無駄な力は抜いて、あるいは無駄な力感を
感じないスイングで、
もっともっとゴルフを楽しめるようになりましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
本当のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida