vol.294インパクトを向上する方法

ボールの飛球は、インパクトで決まります。

 

ボールとクラブフェースが接触するインパクトは、
どのくらいの時間だかご存じですか?

 

わずか1/2500秒です。

インパクトの瞬間の映像はこちらでお楽しみください
(*内容は今回の記事とは関係ありません)
➡ https://youtu.be/6TA1s1oNpbk

 

この一瞬ですべてが決まるのですが、このインパクトを
改善するには、どうすればいいでしょう?

 

インパクトの問題は、その少し前に既に存在します。
いわゆるデリバリーゾーンという位置です。

 

そして、そこでの問題は、トップからの切り返し
の動作の結果です。

 

切り返しの動き方は、トップにどのように入ったか
の結果です。

 

つまり(私が常々ご説明しているように)
インパクトを改善するには、バックスイングを
改善しなくてはいけないのです。

 

わずか1/2500秒の瞬間だけを良い位置にしようと
努めても、なかなか安定せずにスコアアップできない
のは、そこまでの過程を無視して無理やり
良い位置にしようとするからです。

 

インパクトを安定させたければ、そこまでの過程を
整えることが必須なのです。

 

さて、今日の本題は、ここからです。

 

スイングを本質的に改善し、常に安定して良い
ショットを打つには、バックスイングを改善する
必要があるわけですが、それをやらずに
インパクトゾーンを改善する方法を紹介します。

 

ここで紹介するのは、小さなスイングでの練習です。
私が考えた特別な方法ではなく、どこでも、
誰もが推奨している型ではあります。

 

ただ、やり方の詳細の説明は、紹介するプロによって
大きく異なるかもしれません。
今回は、私の推奨する方法を紹介します。

 

ボールを打つ場合、ハーフスイングくらいか、
それよりも少し小さいスイング(30yrd位の
アプローチ)でやることです。

 

小さな(バック)スイングでは、体の位置や、
腕(肘、手首、手)の位置のズレが少なくなります。

 

従って、正しい形でインパクトすることが、
普通のスイングよりも、かなりやり易くなるのです。

スイングのズレが大きいと理想的なインパクト
とは程遠い形で打たざるを得ないのですが、
ズレが少なければ、理想的なインパクトに
近い形で打つことが可能になるということです。

もちろん小さなバックスイングでも、
スイングのズレ(問題)が大きい場合は、
ハーフスイングや30yrdくらいのスイング
で練習しても全く当たりません(笑)

 

ズレがあまり大きくない場合は、
”頑張れば”
上手くできるようになります。

 

練習方法ですが、
力まず飛ばそうとせずにできる人は、
7番アイアンでティーアップして、
それが難しそうな人は、ウェッジで
30yardsくらいのアプローチで
やりましょう。

 

練習は、以下のステップで。

1,正しいインパクトの位置(型)を知る
*体、腕や手首、クラブの全てです

 

2,クラブが地面と水平から水平の位置で、
理想的な型(位置)をなぞり、動けるようになる

 

3,初めは超超超ゆっくり動いて、自分で正しい
位置取り(スイング)が出来ていることを確認しながら
動く

 

4,何度も繰り返して、ある程度正しい型で
スイングできるようになる
*この段階まではボールを打ってはいけません

 

5,ボールを打ってみる

 

6,ミスせず、ほぼ良いショットが打てれば
それを継続する。
ミスが2割以下ではない場合、正しい動きになって
いないので、1,2,3、4に戻る

 

楽して上手くなろうと思っている場合、
この練習は向いていません。
根気が全てだからです(笑)。

 

やろうとしている事は、コツコツと継続して
繰り返し良い動きを行うことで、正しい型を
筋肉(脳)に覚えさせるという事です。

 

この練習以外のどのような練習であっても、
主旨に大きな違いはありません。

 

必要なことを知り、コツコツと新しい癖を
付けるように繰り返すのです。

 

バックスイングのズレを知り、そこを矯正できる
ような状態で取り組めれば、コツコツやらずとも
正しい形になれる可能性は飛躍的に増します。

 

ただし、それでも結局は、良い動作を覚えきる
までは、繰り返し練習が必要です。

 

どんなことも ”ローマは1日にしてならず”
です。
ただ間違った方法だと、どんなに頑張っても
上手くいきません。

 

正しい視点と方法で、コツコツ取り組むことです。

 

もしあなたが、良い練習をして正しいインパクトで
スイングできるようになったら、
あなたが望むゴルファーになれるでしょう。

逆に、インパクトの仕組みを変えることが
できなければ、今のままのゴルフで一生を終えて
しまうことになります。

 

何をやるべきなのか?
それが分かれば、練習すればするほど上手く
打てるようになります。

 

良い練習をして、成果を出したいものですね。

 

最後までご覧いただき有難うございました。

 

本当のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida

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