vol.307クラチャンになるのに、どのくらい練習すればいいのか?
クラチャン(*)になるのに
どのくらい練習すればいいと思いますか?
(*クラチャンの意味が分からない方はお手数ですがご自身で調べてください)
答えは、「なれる可能性ができるまで」です。
つまり、やるべき量は人によって変わるという事です。
先日、某クラブのクラチャンの方が
レッスンにいらっしゃいました。
コロナで休んでいたら、調子を落として
しまって、ミスが増えてきたから
チェックして欲しいという感じで
お越しくださいました。
あなたにも、いずれは何かの競技で
勝ちたい想いもあるでしょう^^
この記事で、どの位やれば可能性ができるのかを
知っていただければと思います。
ちなみにその方は、クラチャンになった年に
どの位練習していたと思いますか?
その年のプレーと練習の頻度は以下です。
・プレー:月に6回くらい(週1+α)
・練習:週1
これを多いと感じるか、少ないと感じるかは
人によるでしょう。
一般的な方からするとプレーは多いですね。
練習は、多くはありません。この練習量は、
人によっては驚くかもしれませんが、
現状を維持する程度のものであり、何かを
向上させようとする目的からしたら少な過ぎです。
今よりもレベルアップするための練習とは、
「できない事をできるようになる」
「不安定なことの精度を上げる」
ためにやるものです。
そのために、週に1回しかクラブを握らないのは、
試験勉強をせずにテストに臨んでいるようなものです。
テストのために勉強しなかったら、
授業だけを受けていてテストで良い点を取れる
天才的な人以外は、良い成績は収められませんね?
あるいは、自転車に乗る練習をしていて
週一で少し乗る練習はどうでしょう?
ある程度乗れるようになってきて
また翌週やる時には、忘れてしまっていませんかね?
自転車はそれほど難しくないので、もしかしたら
それでも乗れるようになってしまうかも
しれません。
ほかの例だと例えば、楽器を覚える等は
いい例でしょうか?
ギターを弾けるようになりたくて練習する。
それを週に1回だけやる、この頻度できちんと
弾けるようになるのでしょうか?
(実際にやったことがないので分かりませんが)
何をお伝えしたいかと言うと、
「できるまでやり切る」ことが
必要だということです。
ゴルフに関しては、
何か現状では上手くできない技術を身に着ける、
あるいは、
動き(スイング)を変えて精度を上げる、
こういった事を目指す場合、週に1回では
一生できないまま終わってしまう可能性が
高いでしょう。
今日やった事を明日もやる、明後日もやる
その次の日もやる、その次の日もやる、
という具合に進めて、出来るまでやり続ける
こと。
これが目指す状態になるための方法です。
クラチャンになるためには、平均スコアが
70台になっていることが求められます。
そうなれば、誰にでも可能性が出てきます。
運悪く所属クラブに超トップアマがいる場合、
厳しい戦いとなってしまいますが、それでも
自分のベストのプレーが出せれば、
マッチプレーならば、勝てる可能性があります。
70台でプレーするためには、
・ショットの精度を上げる
・アプローチの精度を上げる
・斜面含めた状況への対応力を上げる
・バンカーショットの精度を上げる
・パッティングの精度を上げる
・メンタルの弱い部分を向上する
・フィジカル的に不足している部分を向上する
こういった事が必要です。
すでにその域に達している分野は、
現状維持で構いませんね?
でも、足りない部分は、向上が必須ですね?
何が、どの程度不足しているのか?
それを把握して、克服する
これがやるべきことです。
クラチャンになりたいとまでは思っていなくても
今よりも良いスコアでプレーしたいとは
思いますね?
その場合も、練習に対する考え方は、同じです。
のんびりし過ぎていたら、
出来ずに終わってしまいます(笑)
工夫して、しっかりとした技術を
完全に身に着けてしまいましょう。
ある程度できるようになってしまえば、
練習も現状維持でよくなります。
それまでは、不断の努力です^^
もし、ご自分の周りにすごく上手い人がいたら、
「いつ、どのくらい練習して今くらい上手くなったのですか?」
と聞いてみるといいですよ。
たいていは、「昔は毎日練習してました」とか
「この時期に集中してやりました」という
答えが返ってくるはずです。
あなたは、“今” がその時期かもしれません
応援していますよ^^
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
追伸:
ちなみに冒頭でご紹介した方は、HDCP2
なのですが、0を目指して練習したい
とのこと・・・
上手い人に、練習されてしまっては、
いつまでも追いつけませんね(^^;
本物のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida