vol.312ボールのどこを狙って打つのか?
「ボールのどの辺りを狙って打てばいいのか?」
気になってしまうことがありますね。
トップやダフリ、ヒールやトウなど芯を外すと
ミスになるから、なるべく安定して芯で打ちたい
その為にどこに狙いを定めて打てばいいのか?
私も昔はそう考えて、
・ボールの上っ面を見る
・先を見る
・ぼんやり見る
・赤道に当てる
・ボールの下を打つ
・ボールの目標側を打つつもりで
・手前を、先を、、、、
等々、ありとあらゆることを試しました(笑
ちなみにダフらないように
・砂の上
・土の上
・タオルの上
等々、インパクトを修正するような練習も
色々とやりました。
結論から言うと、ボールのどこに当てるか?
は考えなくていいのです。
そもそもキチンと当たらないのは、狙いの
定め方が悪いからではなく、スイングに
問題があり、インパクトが不安定だから
なのです。
その問題を残したまま、当たる瞬間だけを
上手くやるには、相当な練習量と
わずか1/2500秒のインパクトでアジャストする
優れた能力の両方が求められます。
自分ならば、できるかも?という自信のある方は
試してみるといいですよ^^
私がやったように、ボールのある一か所を見て
狙いを定めて打つのです。
それだけで、安定して上手く打てるならば
それはとても良いことですから継続して
練習して身に着けてしまいましょう。
ただ、多くの人は、上手く打てることもあるけれど
相変わらずミスも出るという状態になるはずです。
そもそも打点がズレてしまうのは、
・スイング軌道
・クラブフェースの向き
・タイミング
これらがズレているからです。
そしてこれらがズレる要因としては、
・体の回転のズレ
・腕や手首の動きのズレ
・両者の動きのタイミングのズレ
(同調していない)
があり、これらのズレにより
“クラブの位置のズレ”が生じて
結果として打点がズレるのです。
毎回良い打点でインパクトしたければ、
自分のスイングを不安定にしている問題を
減らすことです。
誰もわざとズレた位置で当てようとは
思っていません。
できれば毎回芯でとらえて上手く
打ちたいと思っているのです。
でも、ゴルフボールは動かずに
ただ静止しています。
止まっているがゆえに、自分のスイング
のどこかがズレていたら、インパクトで
ボールに当てるために調整しないと
いけなくなるのです。
このわずか1/2500秒の瞬間の調整が
なかなか安定してできないから、打点が
ブレて、不安定になるのです。
できる限り、へんな調整をせずに
シンプルにインパクトできるように
なることが大切なのです。
それができれば、何も考えなくても自然と
良い位置で打点が定まってしまいます。
あなたや私が
“たまに打つ(笑)”ナイスショット、
あまり何も考えずにスムーズにスイング
できて、勝手に上手く打てたという感覚
の時がありますね?
反対に、色々やっても、何をやっても芯に
当たらずに、気持ち良くない、いっそゴルフを
やめようか、そんな時もあります。
いずれの場合も、ボールが動かずに静止している
からこそ、起こることです。
毎回安定して、良い打点で
上手く打つためには、
“上手く当てる”ことに注力するのではなく
”勝手に上手く当たってしまう”ような
スイングになるべく努力するのです
ちなみにこれはパターでも全く同じです。
芯で打とう、打とう
としても、ほとんどの人は上手く
できないのです。
そんなことをするよりも、勝手に
芯に当たってしまうように
スイングすることです。
どうするのか?って?
レッスンを受ければ瞬時に分かりますよ(笑)
まあ冗談はさておき、打点をキチンとしたければ
上手く当てるように努めるのではなく、
スイングの仕組みを改善することです。
勝手に芯に当たって、打点も安定する
そういう風にならない限りは、結局は、
微調整を繰り返すしかなくて、不安定な
状態からは脱せないのです。
どこを打つかは、無視して大丈夫です!
何も考えずに自然と芯で打てるようなスイングを
目指して頑張りましょう。
あなたが思うほど至難の業ではありません。
あなたのスイングの問題を少し減らせば、
そうなれますよ^^
最後までご覧いただきありがとうございました。
本物のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida