vol.328やりたい形を作るには?
スイングを撮影して見ると、
「何か変だな」ということがよくありますね。
先日のレッスンの生徒さんも、
「インパクトで伸びあがるから、
沈み込むように打つようにしてます」
と仰ってました。
他にも
手首のリリースが早いから
できるだけ保つようにする
脚が流れてしまうから、
流れないように踏ん張る
オーバースイングにならないように
小さなトップにする
等々、数え上げたらキリがないですね。
上手く打てないから、その原因と思われることを
なんとかして直そうと努めるけど、なかなか
思ったようにはできないと感じませんか?
今回は、自分の直したい部分、あるいは
やりたい形を作る方法について記します。
そもそも形がおかしい、位置がズレている
というのは、何かの結果なのです。
つまり、直したい形、位置があるならば
それが「できない原因」を取り除く
必要があるのです。
ほとんどの人が、原因を放置したまま
結果の部分である「ダメな位置」
「良くない形」を直そうとするから
いくらやっても上手く行かないのです。
では、原因はどこにあるのでしょう?
たいていはバックスイングにあります。
考え方としてはシンプルです。
例えば、上記した
「インパクトで体が伸び上がってしまう」
症状に関してだと、
そもそも伸びあがるのは、
「そうしないと上手く当たらないから」
なのです。
誰も好きで伸びあがりませんね?
体が勝手に反応してそうなっているのです。
では、何に反応しているのか?
ボールに上手く当てるためです。
伸びあがらすに打てる状態ではないのです。
ボールを打つのはクラブですね?
そのクラブの位置取りがズレた状態で
ダウンスイングを開始していると、
体はそのズレを察知して、なんとか当てようと
するのです。
結果、ボールには当たるけれど、
体が伸びあがってしまうのです。
ですから、ダウンの開始で、クラブが
正しい位置やバランスで始動し始めることが
できれば、伸びあがらずに打つことが
できるようになります。
ダウンスイングを正しく開始するには、
その前の位置、すなわちトップが重要になりますね?
で、トップの位置は急に現れません。
そこまで「どう動いてきたか?」の結果です。
という事で、
バックスイングの問題がトップに影響、
トップがダウンの開始時、つまり
切り返しに影響、
切り返しがダウンスイングに影響
ダウンの動きがインパクトに影響
という具合になっているのです。
あなたがもし、どこかの部分を直したい
と思うのであれば、その直したい部分から
遡ってチェックすることです。
手首のリリースが早いならば、
そのすぐ直前の位置では、
体や腕(肘、手首)やクラブは
どんな風な位置にあるのだろう?
そこは問題がないのか?
(必ずありますが)
では、その前の部分は?
そして、その前の部分は?
という具合です。
そして、何かズレが発生している部分
おかしな位置にあるなという部分
それが発生している部分を直すのです。
ゴルフスイングとは、アドレスから始動、
そしてフィニッシュまで全てつながった
連続運動なのです。
問題と思われる部分には、そこまでの過程に
必ず問題が発生している部分があります。
そこを直すことです。
そうすればあなたは、あなたが
“やりたいスイング”
”なりたい形”
になることができるのです。
本能に負けて、直したい部分を直すのではなく
冷静に分析して、原因を取り除きましょう。
それが、スイングが根本的に改善されて
1度しか打てないコースで結果を出すための
最良の方法なのです^^
自分でできなければ、プロに相談しましょう
無駄な時間を費やすよりも、早く解決します。
「やっぱり、レッスンを受けろってこと?」
と思いましたね?
そう、誘導したのです(笑)
では、頑張って下さい^^
最後までご覧いただきありがとうございます。
本物のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida