練習で犯しやすい3つの間違い
今回は、スイングを改善できない
良くない練習方法について記します。
レッスンの生徒さんや、練習場でよく見かける
練習で犯しやすい3つの間違いは以下です。
1つ目は,
【当て感を気にする】
これは、インパクトで上手く当てたくて
やってしまいがちな方法です。
クラブヘッドでボールを打とうとする(当てようとする)
事も含まれますが、当たり具合を良くしようと
そこに神経を配っているわけです。
目的は上手く打つことですから、そこに意識を
持っていくのは当然です。しかし、上手く当てようと
してできますか?
できるならば、それはそれでOKです。
実際には、できない人の方が多いのですが、
上手く打てない、芯に当たらないのには
原因があるからなのです。
インパクトがズレてしまう原因を放置して
当たる瞬間だけを改善しようとしても
なかなか難しいわけです。
2つ目は、
【インパクトのズレを治そうとする】
これも1つ目に似てますが・・・
ミスした時に、
伸び上がった
顔が上がった
腕が詰まった
ダフッた
開いた
突っ込んだ
振り遅れた
等々、色々な感覚がしますね?
それを感じた時に
「そうならないように!」と意識して(念じて)
打つという練習です。
スイング中でもっとも感触が残るのは
インパクト前後です。
ですから、ミスした時に感じたことを
修正しようとするのですが、
これも1と同様で、当たる瞬間に何か
スイングがズレたわけではなく、
そこ(インパクト)で、なにかしないと
上手く打てない状態でインパクトを
迎えてしまっただけなのです。
ですから、変な感触は「結果」なのです。
この結果の部分を改善しようとしても
決して1度しか打てないコースでは
修正ができません。
ご自分で感じている
「伸び上がった」とか「開いた」
「突っ込んだ」「力んだ」などが
プレーすると意識しても出てしまいますね?
上手く行くときもあるでしょうが、
ミスなしでは行けないのです。
つまり確率的には、向上はしていないのです。
インパクトを変えたければ、
そこを乱している原因を取り除くことです。
3つ目は、
【ひたすら打ち続ける】です(笑)
なぜ笑うのかと言うと、やってはいけないと
分かっていても、私でもやってしまうからです(^^;
この良くない練習パターンは、
やるべきことを確認せずに、ひたすら打つ
という状態ですが、
・セットアップの手を抜く
・やるべき事、目指す型を確認しない
・当たらなくなってきて、思い切り当てる、飛ばす
など冷静さを失って練習ではなくなってしまう状態
などが典型例です。
「やるべき事、目指す型を確認しない」とは、
例えば、体の使い方を直そうと練習する場合、
自分の目指す正しい位置や型を鏡などで
見ながら「こういう風に動くべし」と
確認しなくてはいけないのですが、
頭の中で意識だけしていて、
確認せずにひたすらボールを打つ状態の
ことです。
これでは練習ではなく、単なる
「運動」になってしまい時間の浪費に
なってしまう可能性が高いのです。
今回紹介した3つの間違いは、
全て「本能」に負けている状態です。
「冷静に、やるべきことをやる」
のではなく、感情、本能等に従い
やりたいことをやっている状態です。
上手くできないことを、
上手くできるように努めては
いけない、あるいは、それでは
向上しない可能性があるって、、
ゴルフってなんて難しいのでしょう。。
正しく練習しないと、ほぼ意味が無いのは
悲しいですが、それが現実なのです。
冷静に、良い練習をしていきましょう^^
最後までご覧いただきありがとうございました。
本物のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida