上達するコツ(技術以外編)
前回の続きです
(前回の記事はこちらから)
ゴルフが上達するには、スイングの
技術的な点だけでは不十分ですね。
今回は、技術以外の部分の向上に
ついてです。
技術面以外には、
・状況への対応(マネジメント)
・体に関して(フィジカル)
・精神面(メンタル)
・道具(マテリアル)
等があります。
マネジメントは、知識ですので
誰にでも向上が可能ですし、
これら4点の中でも最もスコアに
影響が大きい物です。
そして技術が合っても、マネジメントが
悪いとすぐにスコアを落としてしまいます。
ですのでマネジメント向上は、スコアupを目指す
全ゴルファーにとっての必須事項と言えます。
ただプロ並みのマネジメントを身に着けたとしても
ある程度の技術が伴わなかったら、
結局はスコアを落とします。
判断を下して、それを実行できる程度の
技術は必要だという事です。
フィジカル(体力、筋力、柔軟性、
瞬発力等)及びメンタルは、
状態が良いに越したことはありません。
これらは、トップレベルでの争いでは
向上することが必須事項となるのですが、
それ以外のレベルでは、
それらがスコアを落としている本当の要因
になっている人以外は、向上を図っても
実際のスコアへの恩恵は少ないかもしれません。
例えば、
バンカーに入って、普通に脱出すればいい状況
メンタルがどんなに優れていて全く不安も
感じずに自信を持って集中して対処できる
精神状態だとしても、技術的に問題があると
脱出できないミスやホームランが出てしまいます。
あるいは、
飛距離が出ないからと、筋肉トレーニングを
したり、柔軟性を増すように整えたりして
飛距離が15ヤードアップしたとします。
それでも、グリーン周りやパッティングが
良くなかったら、スコアは良くなりませんね?
マテリアル(道具)に関してはどうでしょう?
道具選びは、とても大切です。
自分に合ったクラブとそうではないクラブでは
ものすごい違いがあります。
上手くフィッティングできれば、
ミスを軽減してくれますし、出来なかったことが
出来たりすることもあります。
しかし、クラブが自分のスイングの根本的な
問題を解決してくれることはありません。
どんなに合ったクラブでもシャンクやスライス、
チーピン、ダフリ、トップを無くすことは
できないのです。
私は、アベレージゴルファーにとっては、
上記した(技術面以外の)分野の向上が、
スコアアップの優先課題ではない可能性が
高いと思っています。
これは私がテクニカルコーチだから、
他の面を軽視しているわけではありません。
常に70台以下を出したい人
プロも含めた競技ゴルファー
等は、上記した全分野での向上を
視野に入れることが必要です。
(*必須とは言っていません)
しかしそれ以外のゴルファーにとっては、
限られた貴重な時間で向上を果たそうとするならば、
一番効果の大きい部分から取り組んだ方が
効率が良いと思うのです。
従って、今よりも上達を図りたいと思うのであれば、
まずは自分のスコアを落としている要因が
どこにあるのか?の診断や判断を行うことが
大切です。
そのうえで、優先順位を付けて1つだけに
取り組む、あるいは、複数の分野に取り組む
あるいは、全ての分野に取り組む等を
決めることです。
何がスコアを落としている要因なのか?
技術?
それ以外?
まずは見極めることです。
さて、実は私が考えるメンタルには、
大切な別の面があります。
一般的なメンタルとは、ショットに臨む際の
頭の中の考え方、整理の仕方、あるいは、
どの様な精神状態で臨むか等を指します。
私が大切だと思うメンタルは、
どの様にゴルフに取り組むのか?
という“姿勢”に関してです。
結局のところ、全てはここに行きつくのでは?
と考えています。
現状がどの様な状態であれ、
「これから何をどの様に行い、どう取り組むのか?」
これってその人の考え方次第ですよね?
それで全てが変わりますし、決まります。
ということで、
ゴルフ上達の究極のコツは、
「ゴルフに取り組む良い姿勢を身に着けること」
とさせていただきます^^
これって変えられるの?
と思うかもしれませんね?
はい、私もそう感じます。
しかし、「為せば成る」です。
ゴルフが上手くなる人は、一様に
考え方が良い人です。
もしあなたの周りにお手本にしたいくらいの
上手い人がいたら、是非その人の姿勢を
観察してみましょう。
きっと
「だからこの人は上手いんだな・・」と
感心するはずです。
今年は、あなたも是非そのような姿勢を
身に着けて周りの人から目標にされるような
ゴルファーを目指してみましょう^^
最後までご覧いただきありがとうございました。
本物のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida