続けて出るミスの原因

まあまあ良いプレーが出来ていたのに
最後の方で、ミスが続いてしまい大叩き。。

 

こういう事、ありますよね。。
ミスした後に、またミスをすると
「メンタルが弱いな~」とか
「集中できていないな。。」
などと感じます。

 

でも実は、続けてミスが出てしまった場合
そう言った事よりも別の要因の可能性が
高いものです。

 

先日、マスターズを勝って
グランドスラムを達成した
ローリー・マキロイ選手

 

最終日13番Par5で安全策を取って
2オンを狙わず3打目にアプローチを
したのですが、少しミスしてクリークに
入れてしまい次のアプローチも
寄せきれずにダボを打ちました。

 

しかし、これはダフったり、トップしたり
シャンクしたりしたのではなく、
単にあのコースの状況(やセッティング)
が難しすぎて起こったことです。

 

もし、特別難しい状況じゃなければ、
かなりの確率でアプローチを寄せて
1パットでバーディが取れたでしょうし、
悪くてもパーで収まっていたでしょう。

 

これはメンタルや集中以外の問題で
ミスが続いてしまった例です。
(実際は、ミスと言えるのか?と言う
くらい、難しいセッティングですが)

 

プロでも冷静な判断が出来ずに、同じミスを
2度繰り返してしまう事もあります。
池に入れた後に、打ち直してもう1度池に
落としてしまう。。等です。
(かつてマスターズで
ジョーダン・スピースがこれをやりました)

 

こう言った場合は、技術不足ではなく
精神的な部分の対処が問題の要因です。

 

通常ミスした後に続けてミスが出るのは、
以下の2つのうちのどちらかに原因があります。

 

1つは、精神的な問題か対処のミス
もう1つは、技術不足です。
(マキロイのしたようなミスは、
通常アマチュアのプレーする
ゴルフ場では起こりません)

 

一般的に見ると、ミスが連続して出た場合は、
上手い人ほど、精神的な問題であり、
上手くない人ほど、技術不足が問題
となっていることが多いものです。

 

プロが2度続けてミスをする様子は
滅多に見かけませんよね?
でもアマチュアの場合は、
よく見ますね?

 

自分は、どちらでミスが続いて
しまったんだろう??
と感じた場合、判断は容易です。

 

その時に繰り返してしまったミスが、
普段のプレーでは

「ほとんどか、全く出ない」

ようなミスの場合は、
精神的な問題の可能性が高いです。

 

普段から「そのミスが出る可能性がある」
その場合は、技術不足です。

 

ある程度上手くなると、ミスしても
自分の技術が足りないとは
思いたくないものです。
上手くなればなるほど、その傾向は強くなります。

 

ですので、プロとかその予備軍などで
ミスが稀だとか3日間プレーして
1日だけスコアが良くなかったりすると、
上手い人ほど、技術以外の部分が
原因だと考えるようになります。

 

上手い人の場合、もう1度打てば、
同じミスが出ることはないですし、
数日間プレーすれば、良くないプレーは
1回くらいだからです。

 

そうなるとミスや良くないプレーは、
「偶然なんらかの要因でミスが出た」
とか
「たまたま、かみ合わせが悪く
スコアが出なかった」等と
と判断するようになるのです。

 

すると、スコアを出せなかった原因を、
道具、メンタル、状況、体力等にあると
判断することになります。

 

本当にそれらに原因があれば、それへ対処したら
その後は、プレーのレベルが上がって
より上のステージで活躍できるはずですが、
そうなっていない人が多いものです。

 

それはつまり技術を改善するべきなのに
それ以外の部分に焦点を絞っているということです。
(この超上級者の世界に関しては
また別の機会に記します)

 

プロレベルの上手い人でも、
実際には技術不足でミスしていることが
多いのですから、アマチュアが犯すミス、
特に連続して出してしまうミスは、
ほぼ技術不足に原因があると考えられます。

 

もちろんゴルフなので、精神的な事が
全く影響しないという事はありませんので、
どんなミスであれ精神的な事が影響を
与えた可能性も考えられます。

 

しかし普段の練習でも出るようなミスの
主な要因は、技術不足です。

 

あなたがもし、続けて大きなミスを
出してしまったら、それは自分の技術不足だと
認識して、練習に励むことが大切です。

 

技術以外の部分に原因があると思っていたら
いつまで経っても、レベルアップできないままと
なってしまう可能性が高いからです。

 

さて、連続してミスを出さないために
コース上でできる対処は以下です。

 

ミスをした後は、精神状態が良くないことが
多いですね?
そうなると、自分の良くない癖とか、
よく出るミスがより一層出やすくなってしまうものです。

 

だから、次にも続けてミスしてしまうわけです。
そして繰り返しミスをすると更に心理的にも
ダメージが大きくなります。

 

そうならないためには、ミスをしたら
1度落ち着いて、やり直すことです。

 

バンカーで何度も脱出できなかった
という経験がありますよね?
あるいは、アプローチでザックリを
繰り返してしまうとか。。
シャンク連発とか。。

 

そんな時は、冷静になれていませんが、
何も考えられないような状態だからこそ、
自分のスイングの良くない部分が
大きく出てしまっているのです。

 

それで、ミスを繰り返すのです。

 

ミスしたら、その次に打つ時は
急いで打ち直さずに
落ち着いて1からやり直すことです。

 

普段通りのルーティンを行って
前に打ったミスを忘れて、目の前の
1打に集中するのです。

 

そうすれば、あなたの実力を
遺憾なく発揮することが
出来るようになります。

 

本当のところは、ミスしようが、
ナイスショットを打とうが、
全てのショットにおいてルーティンを実行し、
いつも自分の型で準備を取るようにしておけば、
良いのです。

 

そうすれば、ミスした後にも
慌てることもなくなり、連続したミスを
防げるようになるでしょう。

 

日頃から丁寧にプレーして、
ミスを減らしたいものですね。

 

最後までご覧いただき
ありがとうございました。

 

追伸:
どんなにルーティンを上手く確立しても
技術が足りないと、ミスが出ちゃいますので
あしからず(^^;

 

本物のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida

続けて出るミスの原因” に対して2件のコメントがあります。

  1. NORIYUKI NISHITANI より:

    ご無沙汰しております。来月関東シニアの予選が始まります。通過率は1/3回30%ですが今年も頑張ります。
    同じホールで1度ならず2度、3度。ティーショットのミス、セカンドのミス、アプローチからの3パット。同じホールで起こる確率はかなり高いです。技術不足と言われたらその通りなんですが^^;同じホールで起きなくてもとも思います(笑)

  2. レッドベターゴルフアカデミー より:

    お元気ですか?(^^

    西谷さんの場合は、技術【不足】というよりは、(メンタルではなく)技術的な問題の【影響】ですね。
    調子が良くタイミングが合う時はいいですが、ヘッドスピードがあるから少しのズレが大きな問題となるのです。
    どんなミスも病気ではありません。自分の動きの特性(癖)から発生する不安定さです。動きの仕組みを変えるか、今のスイングで死ぬほど打ちまくって自信をつけるか、いずれにせよやり切ることで改善されます。

    あとは、良い意味でのごまかし方も覚えることですね
    試合では、中途半端なごまかしは効きませんので、確実に乗りきれるコツをつかむこと。

    まだまだ、落ち着いたり、諦める必要はないです。

    頑張って下さい^^

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