トッププロの条件

こんにちは
石田昭啓です 今日は、 トッププロに求められる条件 について見てみましょう。 これを読んでくださっているあなたが目標としているのは 「100を切ること」「90を切ること」「80を切ること」 でしょうが、一部の上級者やプロは、

安定して「70を切ること」を目標にしています。
しかし、実際に何が必要で、どうしたらそれが達成されるのか? をきちんと理解している人は意外と少ないものです。
ツアープロも経験を積んで上達してきていますが、
自分が触れていないこと、経験していない概念
に関しては、素人と同じ程度の知識しか持っていません。
平凡なプロから脱皮して、トッププロとなる為に
求められること、やるべきことを見ていきます。 ●最初に必須事項をおさらいしておきます。 例えば-3の69を出すと仮定したら、
13個パー、4個バーディー、1個ボギーとなります。 ボギーが2個なら更にもう一つバーディーが必要という計算。 もちろんそれ以上のスコアならば、更なるバーディーが必要です。 以下は各分野の実際の内容の例です。

現実には色々なパターンがありえます。

分かりやすく書いているだけですので
以下の例がすべてではないので誤解のないように。 ●パッティング パット数は30以下。 バーディーが必須となりますから、 パッティングが良くないと 可能性は0に近くなります。 8ホールは1パットで上がる計算です。 ●アプローチ・バンカー ボギーが1個しか許されませんから、 グリーンを外しても、ほとんど寄せワンを 取らなくてはいけません。 またPAR5で2オンを狙って外した時に
寄せワンを取れないと厳しくなります。 グリーンを外すのは4回程度まで。 ●フルショット パーオンは14個程度。
そのうち半分かそれ以上バーディーチャンスであることが求められます。 PAR5及び、短いアイアンでピンを狙えるホール
でのバーディーが必須となりますので、
ショートアイアンは、かなりの正確性でバーディーチャンス、
ロングアイアンはイーグルチャンスか
ミスしても寄せワンが取れる位置に付ける必要があります。 ●メンタル・コース戦略・プレショットルーティン 偶然調子が良くてアンダーが出るという実力では活躍できません。 常日頃良いスコアでプレーし自信をつけていること。 色々な状況にも左右されない精神的な強さが求められます。 また、たいていの状況で迷うことなく対応し、 いつも通りのルーティンを守ってプレーする必要があります。 自分に自信を持っていて、 パッティングさえ良ければ 常にアンダーパーは出せるというように感じている必要があるのです。 ●体力 18ホール通して、さらに言えば週に5~6日間、
1年を通して問題なく力を発揮できる
肉体的な強さが求められます。
怪我をせず、疲労がたまりづらく、
動作の早さが出せるように筋肉、関節の
柔軟性も求められます。 では、それぞれの分野でやるべきことをチェックしていきます。 70を切ることを目標にしているレベル
(ちなみに平均スコアです) パッティング⇒ ・距離感、方向性、グリーンの読み、 これらをかなりの高次元まで向上させることが必須。 その為に、 スイングの技術的な問題を、練習量あるいは、
スイング修正のいずれかでカバーし、
実際にバーディーパットかボギーパットか
などは関係なく平均的に決められる技術を身につけること。
ゴルフなので絶対に入るということは無いが、
高確率で意図した通りに打てる状況になっていれば、
必ず必要な数字は結果として現れるようになります。 ・「パットイズマネー」パッティングが入らないと
決して優勝はできません。
優勝したければ、プレッシャーに強いスイング
を身につけてパット巧者になること。

優勝争いの中でパットを決めることが必要だと、
常に念頭におくこと。 チッピング⇒ ・良いライで、ピン位置がそれほど難しくなければ、
全てOKの距離に寄せられること。

普通に打てば、1m以内には必ず寄せられるという
自信を持っていること。 ・クラブのロフト、クラブフェースの開閉の違いによる
飛球の違いを理解し、それを使い分けることができる上で、
適切な方法を選択し、確実にピンに寄せられること ピッチショット⇒ ・ボールの高さ、スピン量、飛距離を
コントロールできること。
その為に通常のショットのインパクトのロフト
が毎回一定していること。
インパクトのクラブフェースの開閉の違いによる
弾道、スピン量の違いを理解し、コントロールできること。 *ロブショット、傾斜でのショットも含む ・ライの良い平らなフェアウェーから平らなグリーンに打った場合、
距離に関わらず、9割近くがワンパット圏内(1m前後)に寄せられること。 ・ピン位置、風、ライ、傾斜、芝の種類などが 変化し、難しい状況であっても、意図した通りに打った場合、 ワンパット圏内に寄るような判断ができること。
多少のミスでも何とか1パットの可能性がある 状況にまで持っていけること。 バンカーショット⇒ ・クラブヘッドの入射角度をコントロールし、
砂を取る量、スピン量を一定させること。 ・7割程度のサンドセーブ率が求められます ・ピッチショット同様に、 基本的なインパクトのロフトを一定させて ボールの打ち出し角度を一定させられること。 ・良いライであれば、距離の長短に関わらず
1m前後に寄せられること ・トッププロが試合でプレーするコースは綺麗な砂で、
砂質も安定しているので、比較的打ちやすいが、
打つ前に砂質の違いを判断し、クラブヘッドの
入射角度を適切に選択して打てること ・アマチュアと異なり、バンカーショットが
特別なショットではなく、アプローチと大きな違いは無い
と知っていること。
物理的に無理な状況以外ではカップインを狙えるような
技術力が持てるまで練習を繰り返すこと フルスイング⇒ ・パッティング同様、スイングの技術的問題点を練習量でか、
スイング修正していくかに関わらず少なくして、
自分の感覚を育てて、目標に向かって打てる確率を
極限まで高めること。 ・平らで良いライ、風もプレッシャーもない
という状況であれば、ロングアイアン以下のクラブで
打ったらほぼバーディーチャンスにつけられること。 ・状況によりドロー、フェードを打ち分ける、
あるいはどの様な状況であれ基本的には自分の持ち球
でプレーする、
いずれのスタイルでも大丈夫ですが、
極端に苦手なクラブ、ショットが無い状態
である必要があります。 ・番手間の距離の打ち分けを正確にできること。
1つの番手でヘッドスピードを変えて、
最低3通りくらいは違う距離を打てるようになること。 ・基本通り、あるいは自分なりのスタイル、
どちらでもよいが、ショットの高さを
コントロールする技術を持つこと。 ・飛距離を出したいと思っても、
そのためにスイング修正をしようとはしないこと。 ・スイングを感覚的ではなく、理論的に修正しようとする場合、 きちんとスイングを見ることができるコーチを選ぶこと。 もともと優秀な選手を、一人だけ教えて 有名になったようなタイプではなく、 何人もの選手をトップレベルまで押し上げて 結果を出しているコーチが本物です。 可能であれば、何人ものコーチに意見を聞いて、
どの様な考え方、理論でスイング修正を行うのか
を聞いてから判断すること メンタル・コース戦略・プリショットルーティン⇒ ・プレッシャーのもとで自分をコントロールする
術を持っていること。 もともと備わっていなければ、
トレーニングして身につけること。 ・状況に応じた判断をし、 戦略を的確に決められて、実施できること ・プリショットルーティンが
完全に自動化していること ・ショットやパット、アプローチ等全ての分野
において、向上心を持ち続け、練習し続けること。 ・自分の実力を出せば、誰にも負けないと、 本気で思っていること。
思えなければ思えるようにトレーニングすること 体力⇒ 厳しい条件下でのプレー、たくさんの練習、
これらに耐えうる強靭な肉体を作り上げること。 おまけ⇒ 道具や、自分の周りのスタッフに関しても
妥協しないこと。
信頼できる道具及びスタッフと活動すること。
自分の目指す目標に対して、マイナスの影響を
あたえうる人とは、付き合いを絶つことも大切です。 そして何ごとも、その分野の専門家の意見
を大切にすること。 しかし、何も考えずに言われたことを
信じるということはせずに、
専門家でも間違えるし、正しくない知識を
持っている人も多数いるという事を忘れないこと。 視野の狭い、知識、経験の少ない人の意見は 間違っている可能性が高いのです。 トッププロを目指すのであれば、 向上するための正しい視点
を持つことが必須です。 「あのスイングの方法は合わない。あの人は合わない」
こういった低レベルな考え方を卒業し、 本当に良い方法とは、 その人を向上させることができる方法だと 理解すること。
上手く行かないのは、「合わない」のではなく、
合わせられていない、つまり処置が間違っている
のだという事を知ること。 以上です。


全てを完璧にこなす人はいません。 しかし妥協を許さず、 全てを向上させるつもりで取り組むこと。 アマチュアと同様に、スコアを改善するために
1番必要な分野から、取り組んでいくことが基本です。 常に、自分の取り組んでいることが正しいのか? を冷静に検討するような視点をもちながらやること。 間違った努力は、
しないほうがマシということになります。 練習やプレーなど、ゴルフに関わるすべてにおいて、 その人の物事を見る視点、考え方などが影響します。 結果が出ないのは、取り組み方が間違っているからです。 ツアーで優勝して、トップに上り詰める可能性は 多くのプロにありますが、 その為には無駄な練習や取り組みを 無くす必要があります。 そして、最も効果的な手段を自分で選ぶのです。 トッププロも普通の人も、
正しい情報を選択し、行動すれば、 必ず、壁を打ち破って、
新しい自分になることができるのです。 トッププロになりたければ、自分に厳しく、
自分にできる全ての精力を傾けてゴルフ向上に取り組むこと。 ただし「過ぎたこと」はきっぱりと忘れて
割り切ることも大切です。 アマチュアは、冷静に自分を見つめて、
少しづつ、しかし確実に向上する方向へ向かうこと。 ゴルフやそのスイングという物を正しく理解する
ことが、本当の上達につながります。 最後に、個人的見解を少し 上達するには、 ゴルフを愛すること。 そしてこのスポーツに出会えたことを
感謝しつつ、楽しんで練習やプレーをすること。 そうすればあなたは、もっともっと上達できるでしょう。 最後までお読みいただき有難うございました。


本当のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida

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