vol.260 練習のコツ

今日は、最近ベストを更新された方からいただいたご報告を紹介いたします。
 
この方は、なんとレッスン受講たったの2回でベストを更新されました!
 
Oさん、貴重なご感想、誠に有難うございます!!
 
うらやましいですが、なかなかそう上手くは行きませんね。。(笑)
 
しかしながら学べる部分がありますので、参考にしていただければと思います。
 
以下頂いた原文です
 
初めてレッスンを受講した時から、今まで感じたことのない感触の当たりが出るようになりました。
 
これはすごいと思いましたが、やはり自分で練習場に行くと確率が下がります。
 
そんな時はレッスン動画を見直して、修正ポイントだけを意識して練習すると改善されました。
 
修正ポイントは毎回、1つか2つに絞ってくださるので、練習場ではその点だけ意識して、迷いなく練習出来ました。
 
自己流だと色々なことが気になってしまって、今思うと、レッスンを受ける前は練習効率が悪かったと感じます。
 
2年ほど90の壁に阻まれてたのですが、2回のレッスンであっさり切ることが出来ました。
 
しかも、まだアプローチやパターは習ってないのにです。
これから、どのレベルまでいけるだろうととても楽しみです。
 
なかなかこうは行きませんが、このご報告から学べることは、
 
1,1点に集中する
2,大切なポイントに立ち戻る
 
この2点です。
 
良いショットを安定して打つには、安定した良いインパクトゾーンが必要ですが、我々のレッスンでは、そのインパクトを改善するために、それを上手くできなくさせている要因を修正します。
 
つまり多くの場合は、バックスイングを治すことでインパクトを治すようにしているのです。

ですから、レッスンでやったその1点、つまりバックスイングを修正することに集中すれば、インパクトが改善されてくるので、他のことは一切考える必要はないのです。
 
もし練習していて上手く当たらなかったり安定しなかったら、それはまだまだ「バックスイングの問題が改善されていない」ということなのです。
 
もちろん人によってはインパクトゾーンの動き自体を意識して変える必要のある人もいらっしゃいます。
その様な場合でも、そのインパクトゾーンの動きを「こういう風に動く」というのを意識してやれば、必ず自分にとってのダメなミスが減らせるように処置します。
スライスする人ならスライスしなくなり、フックならそれが無くなるようにです。
 
多くの人は、当たらなくなってくると「何か別の問題が発生しているのでは?」と考えてしまいますが、ほとんどの場合は、自分の課題が上手くできていないだけなのです。
 
自分では注意してやっているつもりですから、その部分は大丈夫で他が悪いのではと思ってしまうわけです。
 
ですから、練習していて当たらない、安定しない、いつものミスが出る、となったらたいていは自分の1番の問題に立ち返ることです。
Oさんのように動画解説を見直してもいいですね。

レッスンで行うドリルをやることが1番の方法です。

「意識して単に打つ」で上手くできるのであればいいですが、そうじゃない場合は、ドリルでやりましょう。
 
ちなみに、修正するべきポイントはたいていは1個ですが、セットアップはそれに含まれません。

グリップ、姿勢、ボール位置、方向取り、これら打つ前の準備は毎回丁寧に作り直すことが必須事項です。それをやらずして「安定したスイング」は決して得られません。
 
打つ前の準備は何個あっても冷静にかつ丁寧に準備すれば良いだけなので、考えすぎてしまう要因にはなりません。
スイングを始動したらセットアップのことは忘れてよいのです。
 
 
では実際の例を見てみましょう。
 
レッスンの時にグリップの握りを治して、なおかつできるだけ柔らかくして強く握らないようにしましょう。
そのうえで手首を正しい位置になるように振り上げましょう。
という事をやったとします。
 
この場合、
1,グリップを握る位置が悪い
2,その影響もあり強く握りすぎている
3,1,2の影響とそもそもの動作の間違えで手首の曲がる角度がズレている
 
これらがもともとの問題です。
3点治すことになりますが、「正しい位置で握る」は打つ前の準備なので除外できます(違和感はあり、気になるでしょうが)。
 
ですので打球練習では、「グリップをできる限り柔らかくして、手首を正しい位置に保つ」を練習すればよいのです。
 
これら2点も本当は1点に集中させたいです。
 
「とにかく柔らかく握る」ことで手首の問題が減るのであればそこに集中
 
「多少強く握っても、正しい位置を作れれば真っ直ぐ飛ぶ」のであれば、それに集中
 
これは、どちらが良いかは人によりますから、自分でやってみて判断すればよいと思います。
 
ただこの様な場合は、たいていは「とにかくグリップを柔らかくしておく」ことで問題が軽減する可能性が高いですが。
 
 
受講する方は、こういった仕組みはよく理解できていないことが普通なので、我々は特に丁寧に説明して、何に集中すればいいのかを何度もお伝えします。そして忘れないように動画解説を作るのです。
 
お伝えする順番やその時の状況で、すごく大切なことを「さらっと」言ってしまうことがあります。
特に正しいセットアップを作る点は、重要すぎて「分かっているでしょ」と無意識に軽く流してしまうことがあります。
 
そのセットアップ部分が悪くてスイングが上手くできないという事が多々ありますので、我々も何度でも声を大にしてお伝えすることが必要なのですが、レッスンを受講していただくあなたも再度、認識してくださいね。
 
 
以上が、今回の学びです。
 
スイングを変えるのは本当に大変ですね。。何かの物を作るように、時間がかかってもそれができて「ハイ完成!」となったらOKならばどんなに楽か。。。
 
私たちは、終わりがない旅に出てしまった旅人です(笑)
 
 
今日も最後までお付き合いありがとうございました。

 
本当のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida

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