vol.277凡ミスを無くしてスコアup
今日は、プレーの時のちょっとしたコツをご紹介します
コースは練習場と違って毎回毎回色々と状況が異なります。
練習場では考えなくてもよい状況、つまり傾斜とか芝の具合などを考えて打たないといけませんね。
練習場通りのスイングをしようとしてスイングの事ばかりを考えていると、斜面ではミスしか出ません(笑)
どんなに良いスイングをしても、普通に振ったのでは物理的に上手く打てないライなどもあります。
それにも関わらず、普通にスイングしてミスすると
「あっ!スイングが悪かった」と思ってしまう人がいますが、スイングの問題ではなく、対処の問題であることが多々あるのです。
練習場にはない様々な状況の判断は、実際のプレーを通して学ぶしかありません。
ただ、これらは決して難しい事ではないのです。
単なる知識として知っていればミスが防げることも多いのです。
今日紹介するコツは、打つ前に
「この状況で起こりえるミスはどんなミスがあるだろう?」
と頭の中で考えてみるという方法です。
90以下のスコアでプレーできる方は、経験を積んできているので、こう言った対処の問題でスコアをロスすることは比較的少ないですが、90以上100オーバーのスコアの方は、技術と同時に状況判断を学ばなくてはいけないことも多いものです。
YouTubeやその他で、学ぼうと思えばたくさん学べますので色々見てみましょう。
いざ現場でそういった状況に遭遇した時に、「あれ!?どうするんだっけ??」とならずに瞬時に判断を下し、適切に対処できるようになるには、何回か経験して覚えることですが、初めは誰でもよく分からないものです。
なので、まずは失敗を記録しておくこと
「どういう状況でどんなミスが出たのか」を整理しておけば、その次に同じような状況になった時に思い出すことができるようになります。
そうなれば打つ前に「この状況ではこういう失敗をしたな」と思い至れるようになりますね。
もちろん対処の方法を知っておかなければ、また同じ失敗を繰り返します。
ただ、打つ前に「どんなミスが出るかな?」と少し考えるクセを付けておけば、仮に同じミスをしてしまったとしても、反省して「次は絶対に同じミスを出さないぞ!!」と練習できる可能性が高まりますね。
それを繰り返していけば、「こういう状況では、こんなミスの可能性があるから、こういう風に対処しておこう」という具合になっていきます。
それが、上手な人がたどってきた道なのです。
自分で分からなければ誰かに聞いてもいいです。
上級者に聞けば、たいていの対処方法を知ることが出来るはずです。
人によって対処が異なる場合もありますが、みな試せばいいのです。そのうち自分に合った方法を会得できるようになります。
傾斜地やライへの対応は、何度もやって身につけることが必要ですが、間違った対処方法だと、いつまで経っても何回やっても改善が見られなくなりますが、正しい対処方法ならば比較的すぐに上手く打てるようになります。
誰かにアドバイスしてもらって上手く打てても、自分一人でプレーで出来るようにならなくては本物ではありませんね。
そうなるためには、やはり繰り返しです。
そして打つ前の入念な準備です。
それが「起こりえるミスを想像し、それを避ける対処を考えて打つ」というコツです。
まあ、できている人にとっては、当たり前のことなのですけど(笑)
ラウンド経験が足りないと、技術があっても対処ミスが多発する可能性があります。
そんな方は、プレーをたくさんすればスコアもupしてきます。
たくさんプレーしていてもほとんどスコアが代わりばえしない方もいます。
そういう方は技術不足です。状況判断や対処でカバーできることには限界がありますから練習してください(笑)。
そもそも普通にやっても上手く打てない、ライや傾斜に関係なく大きなミスが出るという場合は、ライが悪い場所や傾斜地に行くとミスがより増えてしまいます。
それはスイングの良くない部分の影響が大きくなってしまうからです。
スイングがシンプルになり合理的になってくると、傾斜などもそんなに苦にならなくなります。
プロがどんな状況でも上手く打てるのは、スイングに無駄な部分が少なくシンプルだからです。
プロの場合、例えば斜面ならばそれに合わせてアドレスを少し調整し、イメージを持つだけでやることは終わりです。
余計なことは何も考える必要なく上手く当てられます。
そして、ボールの飛び方も、いわゆる一般的な傾向になります。
例えば、つま先上がりの場合、通常はボールが左に曲がりやすくなるのですが、そのセオリー通りに左に曲がるショットになります。
これがスイングがズレいると、この斜面でもスライスが出たりします。
普通じゃない状況になったら、特にミスが出ると感じている方は、スイングのズレを減らすことです。
それができれば、どんな時も酷いミスが出づらくなり、安定してプレーが出来るようになります。
ご自分のスイングのズレを知り、そのズレてしまう要因を取り除けばいいだけです。
スイングの無駄な動作が減ると動きが単純化して再現性も上がります。
そうなれば、ちょっとした調整で色々な状況に対応できるようになります。
斜面でも、林に入っても、芝が無くても、対処の方法だけ知っていれば微調整するだけでトラブルを回避できるのです。
どんなスイングでもその場しのぎで偶然上手く対処できることもあります。
ただその様な場合は、「いつやっても大きなミスが出ない」と言う風にはなりません。
どこかで必ず大きなミスが出て、スコアを乱してしまいます。
本当にミスを減らして、スコアをアップするには、偶然ではなく「いつやっても、何度やっても上手くできる」という風にならなくてはいけませんね?
そのためには、適切な対処の方法を知ることと、基本的な技術の向上を図ることです。
技術の向上には時間がかかりますが、対処の方法は、単なる知識ですから覚えればいいだけです。
誰にでもすぐにできることなので、今まであまり考えていなかった方は、次のプレーから是非取り入れてみてください。
落ち着いて冷静に判断をしながらプレーが出来るようになりますのでおススメの方法です^^
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
本当のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida