vol.287スイング作りの基本の”ん”
スイング作りの基本の ”ん” です。
基本の”き”は、グリップ(記事はこちら)
基本の”ほ”は、力まないこと(記事はこちら)
さて、”ん” は何でしょう?^^
それは、レッドベターが最も大切にするスイングの
仕組み、「the Dog wagging the tail rather than
the tail wagging the dog」
「犬がしっぽを振るのであって、しっぽに犬が
振られるのではない」という事
つまり私が常日頃お伝えしている
「体が親分、腕子分」の関係です。
これだけ情報が氾濫しているのにも関わらず
クラブを腕で振り上げてしまい、不安定な
方向性の力弱いショットを打っている
ゴルファーのなんと多いことか。。。
体が親分、腕が子分とは、
英語では、Body swingといいますが、
体を回転する動作で腕が振られる状態です。
でんでん太鼓の太鼓を回して、紐とその先に
付いている玉が ”動かされている状態”
と言えば、分かるでしょうか?
この状態は、ゴルフスイングに置き換えると
スイング中に行うのは、体を回転させるだけで
腕は意図しては、全く動かさないという事です
もちろん、肘や手首と言った関節は、曲がります。
それも自分で曲げるのではなく、体を回転することで
勝手に曲げられる状態が理想です。
意図して手首や肘を曲げる必要があるタイプの
人もいますが、そう言ったタイプの人でも
腕を動かしてはいけないのです。
手首を曲げようとして、腕を動かして
上げてしまっている人もよく見かけます。
「腕って振り上げるんじゃないの!?」という
方がいらっしゃるでしょう。それを止めないと
安定したスイングは望めませんよ^^
ゴルフボールは止まっていますね?
ゴルフスイングでは、スイングして
構えた位置に寸分違わず戻ってこないと
いけないわけです。
腕を腕で動かすという事は、位置をズラして
いる状態なのです。
何もしなければ元に戻るものを、違う位置に
動かしているのですから、元に戻るためには
何かしらの調整をしないといけないですね?
もちろんそれでも当てることはできるのです。
そして、多くの人が、ズレた位置から上手く
当てる術を身につけてきたのです。
ですから、初心者は空振りやゴロ等
とんでもないミスをしてしまいますが
そのうち当たるようになりますね?
(いつまでも当てられない人もいますが。。)
本当は、ズレを修正すればいいのですが、
ほとんどの人はそうはせずに、ズレた位置
から上手く当てることを学んで
上達してきているのです。
それがショットが不安定な一番の原因です。
スイングが完璧な人は、おそらくこの世に
1人として存在しないでしょう。
世界のトッププロも含めてほぼ100%の
ゴルファーはインパクトで自分のスイングの
ズレを無意識か意識的かは別として
調整して打っているものです。
安定して良いショットが打てる人は、
その調整の度合い、つまりスイングの
ズレが小さい人(ツアープロ等)か
感覚がものすごく優れた人です。
幸いにしてゴルフボールは物理的な法則に
則って飛びますから、才能や感覚が
不足していても、上手くスイングすれば
誰でも真っすぐに飛ばすことができるのです。
動作がシンプルなほど再現性が上がりますね?
再現性が低いスイングでは、1度しか打てない
コースで安定して良いショットを打つことは
難しいですね?
動きを単純化して、再現性を上げ、良いショット
を打てるようになるために、大切なのが、
腕を腕で動かさない、つまり
「体が親分、腕子分」なのです。
その状態であれば、良いアドレスを作り、
その前傾を維持して回転さえすれば
いつも構えた位置に戻ってくるように
なるのです。
ゴルフスイングは実はシンプルなのですよ
正しく体を回転できるようになったら、
あとは無駄な腕や肘、手首の動きを無くせば
良いだけなのです。
あなたも、基本3つを確立し、無駄をそぎ落とせば
安定したスイングを身につけることができますよ^^
そうすれば、あなたがなりたいゴルファーに
成れるのです。
競技で優勝
ハンデを減らしAクラス入りやシングルに
団体競技のメンバー入り
ライバルに勝つ
周りから上手い人だと認められる
スコアの壁を破り、80台70台が安定して出せる
エージシュート達成
等々
努力(継続)は必要です。
しかし間違った方向へさえ行かなければ
必ず達成できます^^
今年も、はや1ヶ月が過ぎてしまいましたね
(この記事は2022年1月31日の記事です)
あと残り11ヶ月を有意義に過ごしましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
本当のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida