パターが上手くなる方法
今回の記事の答え
つまり「パターが上手くなるには?」
への回答の1つは、
「ミスに敏感になれ」です。
では、どういう事か記していきます。
先日の生徒さん(Gさん)が、
「家のパターマットでは良い。
練習グリーンでも上手くできる。
なのに、本番では、距離が合わず、
短いのも外して3パットしてしまいます・・
どうしたら良いでしょう?」
と仰っていました。
そこで私は、
「ではGさん、ボールを1個だけ持って
練習グリーンへ行きましょう」と
お伝えして、一緒にグリーンに行きました。
そして、普段のプレーの時のように
練習グリーンで好きなように準備してもらい、
準備OKだと仰るので、私が選んだ
15m~20m前後のロングパットを
打っていただきました。
まず初めは、距離が合わず、3パットでした。
次に、違うラインで同じことをやりました。
また3パットでした。
次もラインを変えて、同じくらいの距離で
やっていただきました。今度はなんとか2パット。
再度やったら、また3パットでした。
距離が合わないパターン、あるいは
近くから短いのを外すパターンの
両方ありました。
Gさん
「おかしいな・・」
私
「Gさん、練習で3球とも同じ場所から
打っていましたね?
それ自体は悪いことではないですが、
3回も打てば、たいていは距離が合いますね?」
Gさん
「そうですね。。。」
私
「本番では、今やったように
1度しか打てない状況で、距離をしっかりと
合わせないといけませんよね?
Gさんが、悪くないと感じていたのは、
何度も打っているうちに上手くできていた
からではないですか?
厳しいかもしれませんが、
それは錯覚ですよね?」
Gさん
「どうしたらいいのでしょう?」
私
「まずは、ストロークの問題を減らしましょう。
肩の動きが良くないために当たり具合が一定
していませんから」
15分ほどショートパットを練習
私
「方向性がだいぶ良くなりましたね!
芯に当たって真っ直ぐに転がる確率が
上がりました。
これでショートパットを決められる可能性が
高まりますよ。
では、ロングパットもやってみましょう」
Gさん
「打ちかたが変わったから、距離が
合いやすいです!」
私
「そうですね。Gさんの場合だけではなく
多くの人は、スイング軌道が不安定で
方向性が良くないために、インパクトが
不安定になっていて、距離感までも
狂っているのです。
インパクトが安定すれば、距離も
合いやすくなるのは当然です。
では、ロングパットに挑戦してみましょう!」
初めにやったのと同じような距離で、
再度挑戦してみました。
結果は、5回やって1回だけ3パット
でもそれは、短い距離でも大きく曲がる
ラインが残ってしまい、少しだけ外れて
しまっただけで、Gさんも納得されていました。
練習ではいいのですが・・・
よく聞きますね(笑)
プロや上級者ほど、「練習ではいいけれど」
と言う発言は少なくなります。
それは、自分のミスが些細であっても、
本番のコースではそれが大きな問題になると
理解しているからです。
あなたももし「練習ではいいのだけど・・」
と感じていたら、それが実は錯覚かもしれないと
疑ってみることです。
ミスに敏感になること
これはパターに限りませんが
ゴルフ上達の1つの大切なコツです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
本物のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida