最終ホールのメンタル

先日、ある生徒さんが、
レッスンでやったテーマをプレーでも注意しながら
やって、ショットが安定し大ミスが出なかったので、
最終ホールまでベスト更新のペースでプレーできたようでした。

 

ボギーでもベスト更新だったのですが。。。

最終ホールのティーショットはナイスショット!
セカンドを9番アイアンで狙える所まできて・・
そこから、大ダフリ・・
アプローチがシャンクでバンカーへ・・
バンカーから脱出に4打。。・・
結局10打って万事休す。。

 

もったいない・・(^^;
と思いますよね。

 

でも、こういう事ってよくあることです。

 

私もかつて100切の時や90切の時に経験しました。
最終ホールのティーに行ったら、前の組がまだいて、
待ち時間があり、
その時にスコアを計算してしまったんですよね。。。

 

「おっ!ここがボギーでも90切れるぞ」
という感じです・・
今にして思えば、この時点で結果が見えていますが(笑)

 

今でもよく覚えていますが、
「なんとかボギーで」
「なんとかボギーで」と唱えながらショットしてました(笑)

 

あなたにもこの様な経験がありますよね?

 

こういう時ってどう対処するべきなのかと言えば、
「やるべきことに集中する」
「目の前の1打に集中する」
ことです。

 

これは、本当は最終ホールだけのことではなく、
プレー中は“常に”、目の前の1打に集中するべきなのです。

 

「パーであがらなくては」とか
「ボギーであがれば」とか
「ダボは打てない」とか
スコアの事を考えてやると、緊張感が増し、更には
やるべきことに意識が向かなくなってしまい
ミスの可能性が高まってしまうのです。

 

スコアのことを考えない、あるいは頭に浮かべない
と言うのは、できればいいですが難しいことです。

 

ですので、仮に「これでベストかも!」と思っても
それはそれで置いておいて、実際にボールを打つ
際には、

 

「キチンと状況判断をして、いつも通りの
”ルーティン”で準備し、スイングする」

 

「あそこに打つ」
とか
「自分のリズムに集中」
等でやることなのです。

 

想像すれば理解できると思いますが、
「スコアの事を気にして打つ」
のと
「スコアの事を忘れて打つ」
のでは、どちらが結果が良くなる可能性が高いかは
分かりますよね?

 

人間の行動は、
「どのように考えているか、どう感じているか」
等の精神状態の影響を大きく受けます。

試合などの経験を積んでいる方は、よく理解していると
思いますが、緊張すると、できる事に限りが出ます。

普段ならば、普通にできる事も緊張すると
精度が下がったり、出来なくなったりしますね。

 

誰でも多かれ少なかれ緊張はしますが、その緊張感のもとに
発揮できるのが、本当の実力です。
1度しか打てないコースで結果を出すには、
練習の時から、それを認識してやることが大切です。

 

メンタルに自信がない方は、練習の時から
「1球しか打てない」という緊張感を持ってやることです。

 

今度プレーの時に、スコアのことが頭によぎってしまったら
1度仕切り直して、
「ルーティンからやり直して打つ」
と言う風にやってみましょう。

 

そうすれば、今度こそ「ベスト更新」が達成されるはずです^^

 

追伸:
ちなみに、そもそも
「今日こそベスト更新!」と思って臨まないほうが
いいと思います(笑)
スコアは、忘れて淡々とプレーすることです。

「あがってみたらベスト更新だった!」
と言うのが、理想ですね^^

 

追追伸:
”ルーティンが無い”
という方は、将来のために少しづつ形成しましょう。
頭で考えなくても勝手に「それが出る」状態に
まで持っていくことを目指して下さい。

 

最後までご覧いただきありがとうございました

 

本物のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida

最終ホールのメンタル” に対して1件のコメントがあります。

  1. 本間 聡 より:

    相変わらずの名調子で、感服します。
    今日もいい日に…

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