上達を阻む無意識にやっている「不要なこと」とは?

練習しているのに、なぜゴルフは
なかなか上手くならないのか?

多くの人がそう感じているゴルフ。
なぜなんでしょう?

そもそもゴルフに限らずですが、
一瞬で何かを会得することは不可能です。

何をやるにしても、少しずつ練習と経験を通して、
上手くいく「コツ」をつかんで覚えて習得していくわけです。

では、なぜゴルフは特に「なかなか上手くならない」
と言われるのでしょうか。
そこには大きな理由が2つあります。

理由1:【必要なことをやらずに、不要なことをたくさんやっている】

ゴルフがなかなか上達しない大きな原因は、
練習やプレーにおいて
「必要なことをやらずに、不要なことをたくさんやっている」ケースが多いからです。

例えば、楽器を演奏できるようになるための練習では、
正しく演奏できない限りは音が鳴らない、
あるいはまともな音が出ないため、
「できていないこと」が誰の目(耳)にも明らかです。

ところがゴルフでは、
スイングの良し悪しに関わらず
「偶然上手く打ててしまう」ことが多々あります。

そして、続けてボールを打つ練習では、
ミスが出てもあまり気にせずにどんどん打ってしまいます。

そのうち当たるようになると、「良い動きができた!」
と勘違いしてしまう現象が起きてくるのです。

本当は必要のない、あるいは良くない動きなのに、
たまに上手く当たってしまうことがある。
これこそが、上達を妨げる大きな落とし穴です。

レッスンを受けてくださっている生徒さんでさえ、
「こういう練習をやりましょう」とお伝えしても、
違うことをやってしまったり、
やり方が不十分だったりすることがあります。

ですから、誰にも習わずに自己流でやっている場合は、
この可能性がさらに高まってしまいます。
なぜなら、自分一人ではその練習の「良し悪しの判別が難しい」からです。


理由2:【プロでさえ「本当の原因」を判断するのは難しい】

もう1つの大きな理由は、
「何が問題で、なぜ安定して上手く打てていないのか?」
という判断が、プロでさえ正しくできないことが多い
からです。

ゴルフスイングは非常に多くの動きが複雑に絡み合っています。
色々なところがおかしく見えるし、気になる部分も
たくさん出てくるため、本当に分析が難しいものです。

私が研修時代、デビッド・レッドベターが行う
ツアープロへのレッスンを見学していたとき、
よく感じたことがあります。

彼は、アシスタントが撮影したスイングを
本当に時間をかけて見ていきます。

映像を止めたり、戻したり、同じ部分を何度も何度も見たり……。
そして、彼が話し出すのを待っていると、
部屋の中がしーんと静まり返り、
しばらく長い沈黙の時間(静寂の時間)が訪れるのです。

その空間に慣れるまでは、私も「まだかな……長いな……」
どと思っていました。
しかし、自分自身でレッスンをするようになって、
その「静寂の時間」の意味がよく理解できるようになりました。

スイングをはじめから終わりまでじっくりと観察して、

  • 何が起きているのか?

  • どうしてその問題動作が起きるのか?

  • どんな連鎖(流れ)があるのか?

  • なぜ、こういった動き方になってしまうのか?

  • この人特有の癖や動き方はどうなっているのか?

  • どんなことを考えて打っているのか?

こういった様々な要素をじっくりと考え、
頭の中を整理して、最終的に
「何が問題か」
「その原因(ルートコーズ)はどこにあるか」
「どうすればそれが解決できるか」
を導き出すための時間だったのです。

毎日レッスンをして、何万回とスイングを見てきた私でさえ、
迷うこともあります。
ですから、スイングの原理原則や因果関係を学ぶ機会がない
一般ゴルファー(多くのプロも含め)が、
必要なことをせず、不要な練習をしてしまうのは、
ある意味で仕方のないことなのです。


上達への近道:「核心の1点」に集中する

もちろん、「なぜ上手くいかないのか?」と自分で考え、
工夫することは決して悪いことではありません。

創意工夫をして努力する姿勢は、
上達の階段を登るために必ず必要なことです。

しかし、色々と一人で悩んでも遠回りすることが多いため、
基本的な方向性のロードマップだけは、
ちゃんとしたプロのアドバイスをもらって決めた方が無難です。

もし、あなたが「なかなか上手くならない」
と感じていたら、まずは「何か1つの課題」に
集中して練習するようにしましょう。

ゴルフスイングは一連の連続運動です。
複雑に絡み合っているように見えるスイングも、
どこか「核心となる1点」を改善すれば、
連鎖的に全体が良い方向へと向かいます。

1つでも良い変化が起きれば、すべてが変わるのです。

逆に言えば、何か1つのポイントだけに絞って練習しているのに
全く改善が見られないとしたら、それは

「あなたには合っていない、不要なアプローチ
(狙うべき原因を間違えている)」

だと判断して構いません。

練習しているのに思ったような成果が出ないとしたら、
いまやっていることが効果的ではないというサインです。

ぜひ、もっと効果的な練習に切り替えてみましょう。

正しい練習、良い練習ができると、
あきらかに打球が変わってきます。

そうなると、ゴルフがさらに楽しくなってきますよ!

最後までご覧いただき誠にありがとうございました

 

本物のナイスショットと安定したスコアupのために
A.Ishida

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