vol.264 アプローチを上手く打つ方法

アプローチを上手く打つための1つのコツ

今日は、アプローチショットを
上手く打つコツを1つ紹介します。

 

アプローチショットを上手く打つため
には、アドレスでクラブフェースを
開いて構えることが必要です。

 

この「クラブフェースを開いて構える」
こと自体はよく耳にしますが、
あなたはクラブフェースを開いて構える
理由が分かりますか?

 

クラブフェースを開くとボールが
その分高く上がります。
ですから単純に考えると、クラブフェース
を開くのはボールを上げるためと考えられます。

 

しかし、男子ツアープロのアプローチショットを
間近で見たことのある方は、彼らの弾道が低いことを
ご存知でしょう。

 

多くの男子ツアープロのウェッジのロフトは
60度くらいです。

 

もしウェッジが苦手な方が使うと、ボールが
すごく高く上がってしまって全然飛ばないか、
ダフリ・トップが頻発することになります。

 

彼らはそういったロフトのクラブを使って
高さと距離(実際にはスピンも)を
コントロールしています。

 

彼らのショットが低いことに、
アプローチを安定して上手く打つ
秘訣が隠されているのです。

 

ショットが低いという事は、インパクトの
ロフトは立っているという事です。

 

なぜロフトが60度もあるクラブを使って
更にはアドレスでクラブフェースを開いて
構えているのに、低いショットになるのか?

 

その理由は、アドレスで構えた位置よりも
クラブフェースが閉じて当たっているからです。

 

インパクトはアドレスの再現と言われます

 

しかしながら、実際にはアドレスの位置よりも
ハンドファースト度合が増えて、クラブフェースが
閉じて当たるのが、プロのアプローチショットです。

動画で確認してみましょう

クラブフェースを開く理由の1つが理解できましたか?

 

クラブフェースを開いて構えるのは、もし
そうしないと閉じてしまうからなのです。

 

アプローチを上手く打つコツの1つは
「手首の角度を維持して(早くリリースせずに)
ハンドファーストにインパクトする」
ことなのです。

 

それを体の回転が主体となって行うのです。

 

これが出来るようになるとクラブフェースは
アドレスの時よりも閉じて当たるように
なると言うことです。

 

アプローチショットを得意にしたい人は
是非このプロのインパクトを身につけましょう。
パワーは不要ですから誰にでも可能性は
ありますよ。

 

クラブフェースを開いて構えるもう1つの理由は、
クラブヘッドのソールを使うためです。

 

リーディングエッジ(角)ではなく、ソール(面)が
芝に当たるようにすることで、必要以上に
芝が削られないようにするのです。

 

 

今回は、クラブフェースを開いて構える理由
を説明しましたが、アプローチのスイングの
仕組みも、基本はドライバーやアイアン等
のフルショットと同じです。

 

 

ですから今回説明したインパクトを獲得する
ためには、以下のような点が必須となります。

 

●良いセットアップ(グリップ、姿勢、
重心位置・配分、方向取り)

●体の回転主体のスイング

●体の角度、位置、バランス
の維持

●不要な腕や手首の動きの排除

これらが達成できると
正しいスイングプレーンでクラブが
動くようになります。

 

 

そうなれば、自然とハンドファースト
のインパクトが得られるのです。

インパクトが良くなれば、
→ダフリ、トップ、シャンク等の
ミスショットが無くなる

そうなれば当然
→ボールの高さ、方向、スピン量が
一定になります

そうすると当然
→距離、方向が合うようになる

つまり
→毎回狙ったところに打てるようになり
→ピンに寄るようになる

と言うこと

是非、フェースを開いて構えてもピンに
向かって真っすぐに、かつ低い弾道で
飛ばせるようになりましょう。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

本当のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida

vol.264 アプローチを上手く打つ方法” に対して4件のコメントがあります。

  1. イソガイ サトル より:

    いつも楽しく拝読させて頂いております。
    ここで質問なのですが..
    アドレスでクラブフェースを開いて構える時
    1.フェイスを開いてからグリップするのか
    2.スクエアにクリップしてからフェイスを開くのか
    どちらでしょうか?
    1.だと思うのですが、正しい方を教えて頂けると幸いです。
    これからも上達のヒント楽しみにしております。

    1. レッドベターゴルフアカデミー より:

      イソガイさん
      いつも有難うございます。
      その通り1が正解です^^

  2. NORIYUKI NISHITANI より:

    ご無沙汰しております。
    参考になるレッスン有難う御座います。質問ですが打ったボールはドロー回転で正解ですか?その方がフェイスに乗る気がします。

    1. レッドベターゴルフアカデミー より:

      そうですね。距離が短い場合、ほぼストレートですが、長くなればドローの傾向になった方がフェースに乗るし、スピンもかかります^^

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