vol.274正しいスイングプレーンを作る?

今回は、スイング中のクラブの
あるべき位置についてです

 

先日、初めてレッスンにいらした方で
スイングプレーンはツアープロ並みで
教科書通りクラブが動いているのに、
ショットが安定せず、ミスが色々出る
という方がいらっしゃいました

 

教科書通りの位置にクラブが動いているのに
なぜミスが出るのでしょう?

 

それは、その方がクラブを正しい位置に、
腕や手を使って意図して位置させていたからです

 

その方の場合、インパクトゾーンでは、
体をのけ反らせるようにしていました

クラブは良い軌道でも体の位置が大きく
ズレていたから不安定だったのです。

 

ティーアップできるドライバーは
比較的得意であまり大きなミスが
出ないけれど、アイアンが苦手で
とても不安定でした。

 

いわゆる前傾角度が維持できずに打って
いたため、インパクトでは手で調整して
打つ必要が出てしまい、ハンドファースト
にならずに手首をかなり開放(リリース)
して打っていたのです。

 

この方の場合、バックスイングで体を
回転せずに腕で良い位置にクラブを位置
させていたので、それが原因となって
ダウンでは、体が回転できず
のけ反らせないと上手く当たらない
という仕組みでした。

 

本来は体をキチンと回転して振り抜く
べきで、そうすれば前傾も維持できるの
ですが、

クラブを腕で正しい位置にしようと
していたので、バックスイングの段階で
腕やクラブの体との位置関係が、
ズレてしまっていたのです。

 

私の記事をご覧いただいたことのある方は
ご存じでしょうが、ゴルフスイングは、
バックスイングの段階で発生した問題を
放置したままダウンやインパクトを理想的な
位置や型にすることは、ほぼ不可能なのです

 

今回の例に出した方のスイングプレーンは、
位置だけを見たら良かったのですが、
合理的に動いた結果ではなく、無理やり
体の位置をズラして補正した結果だったのです。

 

YouTubeなどを見ても

テークバックはこう
トップはこう
ダウンはここ
インパクトはこの形
フォローはこう

など色々出てきますね?
プロはこうなっている

あるいは、この位置では
こうなっているべき

確かにそうかもしれません

 

ただ、位置がズレている事には
要因があるのです。
それを理解していないと、よくある

 

「ズレているからもっとこちらへ!」

 

というやり方になってしまいます。
それでは、表面だけ整えることになり
本質は変わらないのです。

 

つまり、1度しか打てないコースでの
ミスを無くすことはできないのです。

 

正しい位置、スイングプレーンとは
作るものではなく、出来てしまうものなのです

 

正しく合理的に動けば、結果として
正しい位置に収まるのです。

 

ですから、練習で良い位置にあるかどうかを
気にして、「もう少しこちらに」などと
考える必要はありません。

 

正しい場所や型にしたければ、そうならない
要因を見つけて取り除けばいいのです。

 

もしあなたが「スイング軌道が改善しない」
例えば、クラブが立って下りてしまう
ことでお悩みならば、寝かせて下すために
色々試行錯誤するのではなく

 

立って下りてしまう要因を見つけましょう

その部分を修正できれば、クラブは自然と
寝て下りてくるようになります

 

そうすれば、1度しか打てないコースでも
自然とクラブが正しいプレーンで動くようになり
結果として、ミスが減りショットが安定
してくるでしょう。

 

クラブの位置は、自分の腕や体が
どのように動いたかの結果です。
あなたが本当に上達したければ、
表面を取り繕うのはやめにして、
スイングの本質を向上させましょう。

 

あなたならば、必ずできますよ^^

 

今日も最後までご覧いただきありがとうございました。

 

本当のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


前の記事

vol.273工夫する