vol.322スクエアではダメな理由

スクエアに構える
とよく聞きますね。

 

これって本当に必要で大切なことなのでしょうか?

 

今日は、この点についてです。

 

ボールを目標に向かって飛ばす(転がす)のが
ゴルフですから、ボールに直接触れるクラブフェースが
インパクトでスクエアであることは、必須です。

 

しかし、その他の部分、
目線、肩、腰、脚、膝、足、肘、腕など
がアドレスの段階で全てスクエアで
ある必要があるのか?

 

クラブフェースをスクエアにインパクトするために
必要であれば、必要。
そうじゃなければ、スクエアにこだわる必要はない。

 

というのが答えです。

 

人間は、体のゆがみ等もありますし、
体系や骨格は、必ずしも同じではありませんね?

 

足の長さも、骨盤の向きも、腕や指の長さも
左右均等で真っすぐの人もいれば、
そうではない人もいます。

 

ですから、人によってはスクエアではダメな
場合もあるのです。

 

例えば、目標線に並行に立ち、
スクエアだと思う位置に構えてみても、
人によって

右肩が下がっている、その逆
右腰が高い、その逆
肩が右を向いている、その逆
骨盤が左を向いている、その逆
左右の腕の長さが違い、グリップの形を作ると
右肩が出てしまう、その逆
内股、がに股
肘が内側を向いている、その逆

等々
の様々な個性があります。

もちろん、こう言ったことが無い人もいますし、
全体の割合から見たら、無い人の方が多い
かもしれません。
そう言うズレが無い人は、全てをスクエアに
セットしてもいいかと思います(^^)

例えば、脚の長さが左右均等ではなくて、
右脚の方が左脚よりも長い人がいます。

この様な人の場合は、普通にアドレスすると
右腰が左腰よりも高い状態で構えることに
なります。

この状態でスイングすると、

バックスイングで背骨が左脚側に
傾いてしまう、いわゆるギッタンバッコン
のスイングになってしまう可能性が
高まります。

また、バックスイングから、ダウンスイングへの
方向転換である切り返しの時にも、
右腰や右肩が高い状態で動かなくてはいけなくなり、
クラブがアウトサイドから降りてしまう要因
にもなるのです。

 

私はこの様な場合、標準よりもスタンスを広げて
右腰が低くなるように構えを調整し、場合によっては
右足を少し引いてクローズドスタンスにしたりして
対応します。

 

もし「スクエアじゃなくてはいけない」と考えていたら
こういった調整はできませんね?

 

最終的には、インパクトゾーンでいかに安定して
良い動きで、スイング軌道とクラブフェースを
スクエアにするか?
がポイントです。

 

ですから、そのためにアドレスを調整しなくては
いけないならば、スクエアにこだわる必要はないのです。

 

スクエアでは、上手く打てない場合も多々あるのです。

 

己を知ること

 

これがゴルフにおいてとても大切なことです。

 

「自分の特性を理解し、それに応じた対応を取ること」
でもこれってゴルフに限らず全てにおいて大切ですよね?

 

頭を固くしないで下さい。
セオリー通りにやっても上手くいかない場合は、
自分に合わせた工夫が必要です。

 

プロの真似をしようとしても決して上手く
打てませんね?

 

あなたは、あなた自身のゴルフを極めればいいのです。

 

スクエアが合ってない場合もあると知っていただけたら
幸いです^^

 

追伸:
こういう記事を書くと、「スクエアは不要なんですよね?」
みたいな方が出てきますが、そういう方は残念ながら
上手くなりません(笑)

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

本物のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida

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